・ゲセルシャフトとゲマインシャフトで 戦後日本を総括してみる 戦後日本の奇跡の復興、それを成し遂げた要因は なんと言っても、家族的企業経営、でしょう。 最近は内外の変化に対応できなくなってしまって 様々な面で制度疲労を見せている家族的企業経営 ですが、これをゲセルシャフトとゲマインシャフトで 分解してみます。 地縁・血縁などの暖かい共同体(ゲマインシャフト)を解体し 法律や契約によるクールな社会(ゲセルシャフト)へ 移行していく、という近代社会、資本主義社会の 前提に照らして考えてみると 家族的企業経営、という言葉自体に論理矛盾が 含まれている事に気がつきます。 家族的企業経営、よく考えると変な言葉です。 それは法律や契約によるクールな世界と 地縁・血縁、文化による暖かい共同体という相反するものが同時に成立している事になります。 家族という、本来ゲマインシャフトに分類されるものと 企業という、本来ゲセルシャフトに分類されるものとが 合体して、家族的企業経営、という言葉を構成しています。 そして重要なことは、それが戦後復興期や 高度成長期からバブルにかけては矛盾では なかった、という事です。
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