伊達ロック代表の門間さんへのインタビュー第1回
伊達ロック代表の門間さんへのインタビュー第1回
[投稿者:仙台インターネットマガジン編集部]
今月の中ごろ、夜自分の部屋で仙台インターネットマガジンの仕事をしていたら、電話が鳴った。相手は伊達ロック代表の門間さんだった。伊達ロックは仙台の若者が集まって、作っていいるお祭りである。去年始まったばかりの出来立てのほやほやのイベントだが、去年は5回のイベントを重ね、最後には勾当台公園に2万人を集めるお祭りとなった。去年は私も、スタッフのお手伝いをさせてもらって、そして取材をさせてもらっていた。今年は去年伊達ロックを作り上げた目黒くんにかわり、今年はその後を、門間さんがあとを引き継いでいる。私は去年伊達ロックに随分お世話になっていたのに、今年は一番最初のミーティングに参加しただけで、忙しさにかまけ、4/29に行なわれたイベントにも顔を出さずにいた。そんなわけで伊達ロックの皆さんとは疎遠になっていた。だから門間さんから電話が来て、少々驚いた。
電話の用件は、是非私にインタビューをしてくださいとの事であった。今までインタビューを頼んだことは会っても、インタビューをしてくれとお願いされたことがなかったので、非常に嬉しかった。断る理由もなく、すぐに喜んで話しをうけることにした。
1万人もくるイベントをやっていくのに、沢山の苦労があるだろう。2年目の軋轢とかもたぶん、あるんだろうなあ。でも楽しいんだろうなあ。いやあ、これはなかなか、興味深い話しが聞けそうだと、わくわくしながらインタビューにのぞんだ。 ではどうぞ。
***90分をこえるロングインタビューになりましたので、数回に分けてお送りします。***
研一朗(以下研)
今日はよろしく御願いします。
門馬(以下門)
こちらこそ、急な申し出を快く受けていただいてありがとうございます。
(研)
まずは、伊達ロック2001の1回目の成功、おめでとうございます。1万人も来たって、聞きましたけど。
(門)
そうですね。来ちゃったあ、って感じですかね。すごく天気のいい日でしたからね。あれからゴールデンウィークはがたがたと、天気が崩れましたけど、あの日はほんとに天気がよかったです。隣で新緑祭とかやっていることもあったのか、すごい人でしたね。
(研)
今日は2年目ということをですね、これをテーマにして、話しを聞いていこうと思います。
去年伊達ロックが始まって、今年は2年目ということ、いろいろな苦労があると思いますが、何が一番大変ですか。一番苦労していることは何ですか。
(門)
今って言うか、ずっとなんですけど、独自色って言うか、伊達ロックの独自色って言うのが、なかなか無いんですよ。あるとすれば短期間で、沢山のイベントを重ねるとか、野外で必ずやっているとか、そういうことなんですけど。いろんな人に、今年は今年の色をって言われてて、でも色って何だってところで、すごく難しくって、伊達ロックのコンセプトって、なんでも有りだから、枠組みが無いんです。その分、絞れないし、カラーを出しづらいっところがあって、その辺が難しい所ですね。
4月は1万人もお客さんが来て、成功だったんですけど、「本当に成功だったの?」って声も聞かれましたし、質って点で、去年と変わったことが出来たっかって言うと、う〜ん、DJがちょっと最後の方に裏伊達ロックという、企画で入りましたけど、DJは去年もやりましたからね。たいして変わったことが出来なかったんじゃないかなって感じですね。
(研)
何をしたら満足って言うか、どこまでやったら満足するかった所は、難しいところですよね。
(門)
ほんとですよね。
最初に私が代表になったくらいの時に、去年のスタッフの人と、話しをしたんですね。その時に、(1年目を)何かこえられたら成功だと思うんだけど、その何かが、何なんだろうって話しをしたんですよ。7月22日が最後のイベントなんですが、それが終わった瞬間に、私たちスタッフが、去年よりよかったって、思える何かがあれば、成功なんだよねって思うんです。それが去年よりお客さんが、沢山入るって事なのか、いいアーティストが出たことなのか、何なのかは、分からないんですけど、自分たちの中で、何となくこえられたってことしか、無いんですよね。
(研)
それは1回目では、まだ感じられなかったですか。
(門)
1回目ですか。1回目はやっと追いついたって所でしょうかね。去年の最後のファイナルイベントには、まだ全然追いつけていないですけど、その前のプレイベント位までは、集客人数くらいは追いつけたかなあってくらいかな。
(研)
今日、ミーティングをみさせてもらいましたが、スタッフは、ほとんど新しいメンバーですよね。人数も去年よりも少ないですし、去年のスタッフと比べて今年はこういうところが違うって事はありますか。
(門)
やっと、この頃分かってきたことなんですが、去年のスタッフというのは、全くのある種革命家って言うか、0から作り上げていこうと全員が思っていたと思うんですね。今までのライブイベントではないとか、今までのイベントでは無いことをしようと、全員が共通意識を持ってスタートしているんですよ。だから何か新しいものを作ろうとするし、そこに有名人を呼んでこようって考えに到らないんですよ。普通のイベントになってしまうから。そこにおいて、今年のスタッフは、去年のイベントを見ていない人が、多いんですけど、伊達ロックってあるものの中に、入ってこようとするから、その中で自分たちが、出来ることを見つけようとするんですよ。伊達ロックを壊そうとか、伊達ロックをもっとすごくしようとかって気持ちもあるけど、それよりも伊達ロックの中で、なんか分からないけど、出来てしまった枠じゃないけど、その範囲でやってみようと思うから、去年のスタッフからみたら、もしかしたら刺激が足りないのかもしれない。
(研)
私高校の頃に、生徒会をやっていたんです。それで文化祭が、生徒会の最大のイベントなんですけど、毎年やっているもんだから、あんまり変わらないんですよ。それで私が3年生になったときに、よし今年は変えてやろうと思って、スタッフは新しいことをやってやろうと、頑張ったけど、フタを開けてみれば、例年とあまりかわらなかったって経験があるんです。その時、一度枠が出来てしまったものを、新しくするっていうのは難しいものだなあって、思ったんですよ。
(門)
そうですね。さっき言いましたけど、伊達ロックの独自色っていうのは、定期的にやるということと、野外でやると言うとなんです。それは私も好きだし、大事にしようとおもって、まずそれを優先すると、野外で出来ないことって、ものすごく多いんです。企画とかが上がってきても、野外だから出来ないくて、どんどん無くなっていってしますし、それは去年と同じように悩んでいるんですね。野外だからって去年出来なかったものは、今年も出来ないし、時間がなかったら出来なかったり、予算がないっていって出来なかったりという感じで、なかなか難しいなあって所はありますね。
(研)
去年伊達ロックを始めた人たちは、ある意味得だったと思うんですね。それは伊達ロックの様なイベントを、仙台でやるということが、すごいことだったわけですから。その点、今年は去年の伊達ロックと、同じことをやっても、革新的では無くなってしまう。そういうところで、少し辛いところでしょうね。
(門)
そうですね。去年と同じことをやっていても、満足してくれるお客さんはいると思うんです。フリーマーケットがあれだけ、あの空間にあって、やっているってだけでも満足な人は満足だし、そこにバンドがあるし、楽しんでいる人は、楽しんでいると思います。唯、それだけで、いいのか、このままでいいのかって、まだ自分たちでなきゃ出来ないことを、という所まで、いけていなというのがあると思うんです。
(研)
新しく作り上げるという他に、今までのものを発展させるとか、規模を拡大するという考え方があると思うのですが、そちらの方は、どうですか。
(門)
今回は、わりと最初の方に話していたのは、去年は大きくすることだけを考えていて、どんどん大きくなっていって、お客さんも沢山入りましたが、今年は質を重視するというか、中身をねってねって、回数も去年より2回減っていて、間の期間もちょっとあるからって考えて、やって来たんですよ。そこの中で、どういう人とやりたいんだろうって、話しになりますね。
さっきのミィーティングでも、参加料が3千円が高いか、安いかって、話しが出たんです。伊達ロックは、お金を(参加者に)出してもらって、出てもらっているんです。それでも、伊達ロックを、伊達ロックという場所をどうしも求めている人とやりたい。だから(伊達ロックにでることが)3千円払う価値があるって認めてくれて、俺達は出たいんだっていう気持ちがある人間と、やっぱり一緒にやっていきたいです。そういう人を集めようというのが、新しいスタッフになったときに、まず統一の意志として、みんなで持ってやっている所なんです。だから単純に値段が高いっていわれて断られる人もいるみたいだったんですけど、そこは値段の額じゃなくて、お金を払ってまでも出たいと思わせるステージを作り上げたいし、そう思っている人とステージをやりたいです。
つづく
聞き手 佐藤研一朗
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