文系人間による数学講座(2)相対性理論 2003.7.X 初出
文系人間による数学講座(2)相対性理論 2003.7.X 初出
[投稿者:大場理史]
前回のエッセイでは、0、ジーニャの
話をさせていただきました。
理解していただけましたでしょうか。
僕も何となく理解はできるようになったのですが
頭で理解するのと
体得する、というのは
また別なものであって
やはりそれを体得したお釈迦様は凄い人だな、と
思います。
で、文系人間による数学講座は
二回目を迎えたわけですが
理系の世界のスーパースターと言えば
なんといってもアインシュタイン博士でしょう。
あのヘアースタイルは誰にも真似できない。
マイク・タイソンのプロモーターである
ドン・キング氏も爆発ヘアーですが
アインシュタイン博士はそれに先立つ事50年以上
ビートルズやセックス・ピストルズがデビューする
はるか以前にご自身のパンキッシュなスタイルを確立
されていた。凄い人です。
と前口上が長くなってしまいましたが
相対性理論とご自身のパンキッシュなスタイルで有名な
アインシュタイン博士は、なんと
ヒンズー教と仏教の唯識論に興味をもたれて
いたらしいのです。そしてヒンズー教、仏教ともインド起源です。
前回の、0、ジーニャ、の話でも
そうでしたが、いったい古代のインドには
何があったのだろう、と僕は不思議でたまらないのです。
現代でも様々な分野のアーティストが
インドの洗礼を受けて世界観を変容させたり
しています。
三島由紀夫しかり、長渕剛さんしかり
ビートルズしかり、アップルコンピュータの
スティーブ・ジョブスしかり……インドには何があるのだ?
インドに行ったことがある、という人を
僕は二人ほど知っていますが
一人は、人生観が変わった、と言い
もう一人は、汚いだけだった、と言いました。
うーん……インドには何があるのだ。
ちなみにインドで発祥した仏教は
その後外部へ伝播していき、現在のインドは
ほとんどヒンズー教徒が占めているらしい、との事。
アインシュタイン博士なぜ
ヒンズー教と仏教の唯識論に興味をもたれたのでしょう。
それはきっとあの有名な相対性理論と
関係があるからだ、と僕は思うのですが
アインシュタイン博士の相対性理論を理解できるのは
地球上に10人しかいない、などと
まことしやかに言われることがあります。
そう言われると僕自身が理解できているのか
不安になったりしますが、地球上に10人しか理解できる
人がいないのならば、僕が間違った事を書いても
それが間違っていると分かるのも
地球上に10人しかいない、という事になるので
図々しく書いてみたいと思います。
まず前回も登場した仏教の概念から。
色即是空
空即是色
一切空
直訳すれば
色、即ち、是れ、空
空、即ち、是れ、色
一切は、空
というところでしょうか。
僕はきっとこの概念が、アインシュタイン博士の
感性を刺激したと思うのです。
ちなみに、色、とはエッチのことではなくて
物質界、目で見える世界の事です。
つまり
物質界、目に見える世界は、これ空であり
空とは、これまた物質界、目に見える世界の事である。
そして世界の一切全ては空である。
だいぶすっきりしてまいりました。
これを物理学に置き換えてみます。
有る(物質界)は、無い(空)
無い(空)は、有る(物質界)
そして世界の一切すべては、無い(空)である。
前回のエッセイで使った数式
空=0、無=0、空≠無も参照すると
空≠無なので、仏教の唯識論を単純に物理学に置き換えると若干の矛盾が出てしまいますが
これ以上踏み込むと脳が爆発して
アインシュタイン博士のようなヘアースタイルに
なってしまうかもしれないので、ここでは踏み込みません。
ただ、仏教の唯識論にしても物理学にしても
世界の仕組みを認識しようと努力する、という点では
アプローチ方が異なるだけで
実は同じ試みなのだ、と感じてもらえれたらと思います。
有る(物質界)は、無い(空)
無い(空)は、有る(物質界)
そして世界の一切全ては、無い(空)である。
この世界では
有が無になったり
無が有になったりする事があるのだ、という事。
なにやらお化け話のようですが
これを物理学的に言えば
物質とエネルギーが実は同じものなのだ、となるのではないでしょうか。
物質はエネルギーになるし
エネルギーは物質になりえる。
つまり、モノとチカラは本質的に同じもの。
アインシュタイン博士の相対性理論をもとに作られたと
言われる原子爆弾、ゲンバク、は
爆発のエネルギーを生んだ分だけ
必ず反応物質の重量が減る、と言われます。
つまりモノがチカラとなって巨大なエネルギーを
生み出しているわけです。
無から有が生じたり
有が無になったり、と
これはアインシュタイン以前の
ニュートンの万有引力が支配していた時代には
考えられないことでした。
ではアインシュタイン以前の物理学は
どう世界を認識していたのか。
これは有名なニュートンの万有引力の法則によって
すべて説明されていたわけで
物質界はすべて万有引力の法則による、と
されていました。
つまり世界は
色即是色
色即是色
一切色
だったわけです。
で、アインシュタインの何が凄いか、と言えば
それまで
色即是色
色即是色
一切色
だった物理学界に
色即是空
空即是色
一切空
の理論を持ち込んだところが凄い、という事なのだと
思います。
原爆を生み出してしまった事を抜きにすれば
このこと自体は凄いことで
科学がお釈迦様の悟りへ一歩近づいた、と
いうことになります。
ただ、現代心理学考、のエッセイにも
書きましたが、知識が明らかにされる事が
すべて賞賛されるべきか、といえばそうではなくて
知識は単に世界の仕組み人間の仕組みを教えるだけで
その使い方を教えたりはしません。
アインシュタイン博士の特殊相対性理論
一般相対性理論は、同時に原子爆弾も生み出して
しまいました。
ノーベルが発明したダイナマイトと一緒で
知識は飛躍的に生産性を高めると同時に
飛躍的に破壊性も高めます。
要は知識を扱う側の人間の意識が問題になってくるの
でしょうが、知識を扱う側の人間に最も必要な資質とは
何か、となると、それは、愛だ、となります。
愛と言えばお釈迦様より
イエス・キリストの出番となります。
やはりお釈迦様とイエス・キリストは
人類史上傑出した聖人なのだと思います。
文系人間による数学講座(2)
相対性理論
-文系人間による数学講座(3)、へ続くー
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