衝撃の光景

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2003年07月03日

衝撃の光景


1997年9月5日、北海道の9月にしては、太陽がジリジリとさす暑い日であった。多分気温は30℃を越えていただろう。小樽港に寄港したアメリカ軍の空母インディペンデンス号を、一目みようと3万人の人が大挙して訪れ、港は人であふれていた。あとで聞いたところによると30万人を越える人が数日間で小樽にこの船をみにきたそうだ。



港のはしっこのほうでは、市民グループ(左翼系の)が拡声器を持って、米軍の船を港に入れるなと、抗議活動をしていた。しかしそれはたかだか、50人位のものだった。警察も出動していたが、特になにもいざこざは起きていないようだった。



その船は全長:326m 全幅:76mという巨大な船で、まるでビルが建っているかのような迫力だった。この船には5000人の乗員と100を越える病院があるとパンフレットに書いてあった。僕がそのまえに滞在していた稚内の西にある礼文島という島の人口よりも多かったのには驚いた。



船の中に乗れると聞いたので、そうすることにした。それにしてもすごい行列だった。他に並んでいる人は何やら、ディズニーランドのアトラクションに並ぶかのように楽しげだった。なんかおっきな船がきたんだってよ、弁当をもって見にいこう。というような感じであった。私もその一人であった。



私は一、二時間も並んで、やっと船に乗ることが出来た。 船の中には戦闘機が展示してあった。それと壁にはってある大きな旗が目に入った。そこには蛇を踏みつけている絵が描いてあって、「DON'T
TREAD ON ME」訳すと「私を踏みつけるな」となる。



船から降りるとき見た人は、黒ゴマのように小さかった。その時の写真を見ると、嬉しくなさそうな私の顔が写っている。



私はこの光景が忘れられない。いつまでたっても頭から離れることがない。多分一生忘れることが出来ないだろう。



その時、私は日本は経済大国だとえばっているけれど、結局アメリカに守られているんだなあ。いったい日本はどんな国だろうか?と思った。





北海道の旅行に味をしめた私は、次の年に沖縄を訪れた。そこらいらじゅうにある多くの、大きな基地に驚いた。本州にある基地というのは、その土地の一部に基地があるといった感じだけど、
沖縄の基地は、基地の一部分として、街がおまけについているという印象を受けてしまう。 だって本当に一番いい土地に基地があるんだから。日本は55年前に、アメリカとの戦争に負けて、そのまま占領されているのだと思った。



いいかたを変えれば、日本がアメリカを雇って日本を守らせているともいえないこともない。



だけれどもそういう人は、横須賀でも、三沢基地でも、沖縄でもいって、目の前の米軍の戦闘機や空母や戦車の前で同じことを本当にいえるのだろうか。
「鬼畜米英」が、「進駐軍」になり「在日米軍」になった。言葉が変わったが、中身は同じものである。



これは自尊心を傷つけることなのでなかなか認めることは出来ないが、やはり現実を直視すれば、日本が戦争に負けて、そしてそのまま占領されているほうが正しい。
私は自分の目の前にある、現実をみて、そう考えるようになった。私の先生の副島隆彦にいわせれば、「日本はアメリカの属国である」となる。これが一番正しい、表現だと思う。日本は残念ながら踏みつけられているようである。



「通産省と日本の奇跡」の著者で日本研究家のチャルマーズ・ジョンソンによれば、在日米軍の持つ意味は、ふたつある。一つはアメリカが日本を同盟国として守ること、そして、もう一つは在日米軍は日本のビンの蓋で、
日本の軍事的脅威を封じ込めているというのだ。このことはソビエトが崩壊して、すでに日本に攻めてくる国が無くなっているのに、 いまだに米軍が日本に駐留していることで証明されのではないだろうか。いったい在日米軍は、なにからわれわれを守っているというのだろうか。




私はこの状況から少しでも日本が自立した国に成ることを望んでいる。そう出来るように自分の人生をかけていきたいと旅を通じて考えるようになった。


つづく






参考文書



日本属国論
・副島隆彦 

ブローバック アメリカ帝国への逆襲

チャルマーズ・ジョンソン



参考HP



空母インディペンデンス号のHPはこちら

副島隆彦のHPはこちら

チャルマーズ・ジョンソンの文章がありました。こちら


作成2002.2.10 修正2003.4.18 佐藤研一朗





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投稿者 im-sendai : 2003年07月03日 12:20
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