スピード
スピード
[投稿者:仙台インターネットマガジン編集部]
「速度」という概念を題材にして、
そこから、「インターネットの進化」を掛け合いに出し、
なんらかの新しげな思想めいたものを導き出して、格好つけたい。
というのが今回の趣旨なのですが、
いざ、その魚をまな板に載せ、どのようにさばいてやろうか? と煩い、眺めていると、
これがやたらと困難だという事に、気付く。
いまどき新思想なんてものが存在しうるのか、というところが気になっているのである。
しかも、そんなだいそれた事に挑もうとしているとは、かの有名なあのドン・キホーテにさえ
「そりゃ、いくらなんでも無茶だよ、ル京さん。」となだめられそうな勢いなのである。
さて、数年前に比べてインターネットの速度は、格段に早くなった。
僕は現在、ADSLの12メガバイトのやつを使用しているのだが、よほど重い動画などをダウンロードするとき以外、
別に不便さを感じる事は無い。
たいていは、ぱっぱっぱっと画面が切り替わってくれるからだ。
最近は、26メガでも40メガでも料金が変わらないそうだから、そのうち、そのぐらいの速度に切り替える事にはなりそうだ。
ところで、僕がインターネットを始めたのは確か1995年である。
ブームに乗っかって、WINDOWS95を並んでまで買った記憶があるのだから、たぶん95年かその翌年の96年のはずだ。
「正義のみかたのくせに、なんと俗っぽいことを」、と失望して下さったみなさんには悪いが、僕は「たまごっち」も、
女子高生の行列に混じって買ったくちだ。
確か友人宅で、安酒煽って、そのまま早朝の五時ぐらいに整理券もらいに行ったっけ。是が非でも、スケルトンのたまごっちが欲しかったのである。女との約束を守るために、いや、正義の為に。いや、笑みの為に。
話はだいぶ逸れてしまったが、当時は電話のジャックにパソコンから直接、モジュラーケーブルで繋いでいた。
アナログ回線の56kbpsである。その頃はそれがたぶん一般的なやり方で、別に遅いとも思わなかったし、
通信が遮断するなんて事はほとんど無かった。
ところが、ISDNが普及して、接続がままならなくなってしまった。
だから、僕もISDNに切り替えた。確か、NTTのテレ放題とかっていうのと併用していたっけ。
それで、「速えー」とか言って、やっていたものだった。
ところがいまや、速度の単位自体が[K]から[M]に変わった。
ゼロ(桁)が何個増えたのかよく分からないし、調べるのも面倒くさいので勘弁してもらうけど、
速度は格段に速くなったはずだ。それなのに、ぱっ と切り替わる「感じ」はISDN初期となんら違いが無いような気がする。
自分が「違いを知らない人」なだけなのかもしれないが。
だんだん何が言いたいのか自分でも分からなくなってきたが、つまりは、0・5秒ぐらいで、「ぱっ」と変わってくれればそれでいいのである。
その「ぱっ」が0.000001秒ぐらいに短くなろうが、私にはというより、よほど特別なそれこそ「マトリックスな人」でもない限り、0.5秒だろうが0.000001だろうが、体感速度は「ぱっ」のままではないでしょうか。
そして、言葉の世界に於いて、「ぱっ」より短い時間を表現する言葉が、僕の辞書には見あたらない。
なんかあるだろうか? うーん。やっぱり、見あたらない。
私の推測によると「ぱっ」は、「一秒ぐらい」以下で、限りなく0に近いこともあるが、0ではない。
つまり、 1秒ぐらい≧ぱっ>0
本当に何が言いたいのか解らなくなってきた。
こんな時は世の中のスピードのことなど考えずに、遠い空でも眺めながら、ぼんやりと空想に耽るのである。
はい。そしたら、とても安易に、ぱっと、言葉が浮かんできちゃいました。
『世の中の変化のスピードが極限まで早くなり、追随していくのに疲れた者達は、
その時、初めて「普遍」の真の意味を知るだろう』
『人が自在に、その姿形を造り替えれるようになったとき、
その内を磨くようになるだろう』
P・S 忍耐力がないから決め言葉はいつも創世記っぽいんださね。
2003/12/11
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