MoMA VS PS1 Part3

2004年10月04日

MoMA VS PS1 Part3

[投稿者:仙台インターネットマガジン編集部]

<この文章は私が中本誠司個人美術館のメーリングリスト向けに、連載してたものです。ニューヨークに行こうがなかなか進まないので、こちらを先回りして、掲載します。>

New York Art Report Part9 20031211

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MoMA VS PS1 Part3
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実は、先月(11月)にすでに、MoMAには行ってきていたのです。
それをなかなかレポートにしてまとめられなかったのは、私が怠け者ということも一つの理由ですが、MoMAの展示が、あまりぱっとしない、もう少しいうと、面白くなかったからです。私のような素人が、天下のMoMAに向かって、面白くないとか、いっていいのか、と言われそうですが、アートは、どこかのエライ人ではなくて、その人の主観が一番大切なんだと、中本さんから、教わっていますので、やはりはっきり書きますが、どうぞ、このつたない文章を読んでくださる奇特な皆様、気分を害さないでくださいね。

私が今のMoMAが面白くないとおもうのは、建物のサイズ、展示のしかた、展覧会のテーマがよくわからないという、3つの理由からです。まず、わかって欲しいのは、今、マンハッタンにあるMoMAは改装中で、私が見に行っているMoMA QNSは、改装中の仮設の建物だということです。本物のMoMAはマンハッタンの確か45st辺りにあって、いま2004年末から2005年初頭を目指して、いまは工事の真っ最中です。なんと新しいMoMAの設計者は、日本人の建築家、谷口吉生氏だそうです。ギャラリーは今の1.5倍の大きさになるそうです。まったく楽しみです。それに比べて、いまのMoMA QNSはもともと、ホッチキス工場だった建物を改装したもので、大きくないし、お世辞にも、かっこがいい外見をしているとはいえませんし、建物自体が、美術館むけという感じがしません。

次の理由は、展示のしかたです。MoMAのコレクションは、現在10万点!を越えているそうです。常時展示している会場は、そのなかから、例えば、ピカソ、ジャクソンポロック、アンディーウオフォール、リキセンシュタインとか、もう、美術の教科書にのっているような絵を100点くらい選んで、展示してるわけです。でも、そのような名だたるアーティストの作品が、タダでさい狭い展示ホールに、公募展のように、1点、2点と飾ってあるわけです。もちろん、初めて訪れたときは、もちろん、スゴイと思ったのですが、世界のアーティストの巨匠達ののダイジェスト版カタログを見ているような感じを受けるのです。なんどか、MoMAにいくとわかるのですが、常時展示のスペースにある、巨匠達の作品はほとんど、かわらないのです。それが、どうも悲しいのです。どうせなら、ジャックソンポロックの大特集で、彼の絵が何十枚も飾ってあるのを見てみたいものだと、私などは思ってしまいます。

最後の理由は、それと、特別展覧会のテーマがよくわからないのです。こちらは、今活躍している人たちを、いっぱい集めて来ました。と言う感じの、展示なんです。それも、やっぱり公募展みたいな、大きい部屋に沢山作品が飾ってある、そんな感じを受ける展示のしかたなんです。やはり会場のサイズがサイズなので、しょうがないのかもしれないのですが、それなら、もう少し、工夫があってもいいだろうと、思いました。

とういことで、MoMA VS  PS1では、絵の値段では、もちろんMoMAが圧倒的に勝っていますが、展覧会の面白さで言えば、PS1に軍配があがるのではないかと思います。

以上
佐藤研一朗


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投稿者 仙台インターネットマガジン編集部 : 2004年10月04日 01:47
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