アメリカの姿2

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2004年10月13日

アメリカの姿2

ロッチェスター

ニューヨークがサラダボールだとすれば、ロッチェスターは、囲碁版かオセロ版だ。つまり白と黒にはっきり分かれている。白人が住んでいる地区、黒人が住んでいる地区が、完全にわかれているのだ。
街の中心であるダウンタウンを堺にして、東側は白人、西側は黒人というわけだ。ロッチェスターにはあまりヒスパニックやアジア人がいないので、この違いが余計はっきり浮き彫りになるのだ。

これは、先日おとづれたフィラデルフィアでも同じようにはっきり分かれていた。たぶんアメリカのほとんどの都市がこうなのではないだろうか。いづれ、アメリカ縦断旅行をするときによく観察してこようとおもう。

人種差別撤廃法案が可決されたのが、たった40年前の出来事なのだ。それまでは、黒人は白人と同じ電車の席にも、トイレもつかえなかった。かれらは長い間、奴隷としてこき使われてきたのはいうまでもない。スポーツの世界で黒人が、その身体能力の高さをいかし多く活躍しているのは、長い間、過酷な環境のなかで体が弱い人たちはいきていけず、淘汰されてしまったのだろう。

それに比べれば、いまは黒人にも選挙権はあるし、バスだってトイレだって一緒に使っている。大学の入学枠を、人種の割合にあわせなくてはいけないという法律もあったが、逆差別にあるという理由で最近廃止されたくらいだ。アメリカは表面上なんの差別がないように見える。

しかし、奴隷制が廃止され、公民権が黒人に認められて40年たつのに、黒人と白人が交わることがない。私の学校には、黒人と白人が半々いるが、黒人と白人のカップルなんてみたことがない。これをみるだけでアメリカの深刻な問題点がはっきりとしている。これだけの人種がいても、親が異なる人種の新生児はたった全体の5%でしかない。

かれらはお互いに、関わりたくないのである。白人からいわせれば、差別なんかしないから、私の生活にかかわらないでね。といことだろう。別々の社会にすんでいるのだ。

バーで知り合った白人の女の子が、私の通っている学校の名前を告げると、こんなコメントしてくれた。「私は人種差別者ではないけれど、あの学校、黒人がいっぱいいるでしょう。」

アメリカは、人種、宗教、社会階級で、づたづたに切れ裂かれた人造国家である。
アメリカが、南米の国のように、メルティングポットになる日は来るだろうか?




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投稿者 im-sendai : 2004年10月13日 08:08
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