ドン・キホーテ(1) 2003.10.1 初出

2005年01月29日

ドン・キホーテ(1) 2003.10.1 初出

ドン・キホーテ。

これはセルバンデスというスペインの作家が書いた
小説のタイトルです。
世界の古典文学集などには
必ず入っているという所謂、名作、です。

ドン・キホーテというタイトルは
この小説の主人公である老人が名乗る名前からきています。
主人公の老人が、当時流行していたとされる騎士道ものの本(今で言えばエンタメ本)を読みすぎて
自ら、ドン・キホーテ、と名乗り、やせ馬、ロシナンテ、を伴い旅に出る、というのがこの小説のあら筋です。

ドン・キホーテは、騎士道もののエンタメ本で仕込んだ
理想、に燃えて常識にとらわれずに行動するため
行く先々でちょっと滑稽に思えるような
事件を引き起こしていきます。
その事件は、ある種の人々からは
少年のように美しくも見え
またある種の人々からは、ズレているようにも
見えてしまいます。

今でも共産主義革命を夢見ている人達を
理想に燃えるあまり現実が見えていない、という意味で
革命家気取りのドン・キホーテ、と表現したりする
口の悪い人がいますが、そういった形で
引用されるくらい、ドン・キホーテは
長く読まれてきた古典文学作品で
あるわけです。

世界の古典文学作品として長く残っているくらいだから
やはりそこには永遠に変わらない人間の普遍的な姿が
あるわけで、騎士道もののエンタメ本を読みすぎて
自ら、ドン・キホーテ、を名乗ってしまった
老人の姿には
現代で言えば、お笑い番組を見すぎて
お笑い芸人のような話し方しかできなく
なってしまった人や
ゲームをやり過ぎて、現実とゲームの世界の
区別がつかなくなってしまった少年や
東映のヤ○ザ映画を観すぎて
歩き方がすっかり変わってしまった中年のオジサンの姿が重なります。

お笑い番組の見すぎで
お笑い芸人のような話し方しかできなくなって
しまった人などは微笑ましい例ですが
ゲームをやり過ぎて、現実とゲームの世界の区別が
つかなくなってしまったと言われる
最近の少年達による暴力事件は、ちょっと笑えません。

作者のセルバンデスは、騎士道もののエンタメ本を読みすぎて自ら、ドン・キホーテ、を名乗り
やせ馬、ロシナンテ、を伴って旅に出てしまった老人の話を通して
本来は生活の疲れを癒すためのエンターテイメントに
過ぎないメディアにどっぷりとつかってしまう事の危険性に警鐘を鳴らしているふしがあります。
実際テキスト(本文)の中では、騎士道もののエンタメ本ばかりでなく、たまに本物の芸術作品と呼ばれるものにも触れなければならないのだ、というような一節があります。
現代に置き換えれば、エンタメ系の派手なゲームばかりではなく、たけしの挑戦状、のような思想性の高いゲームもたまにやれ、という事なのかもしれません。
(僕著、ゲーム脳とたけしの挑戦状 参考)

と、前置きが長くなってしまいましたが
今回は実は文学の話ではなくて、ビジネスの話です。
どうして前置きでセルバンデスのドン・キホーテの
話をしたかと言いますと、その名もドン・キホーテという名のディスカウントストアが絡んだ薬販売事件について今回書いてみたいと思ったからであります。


-ドン・キホーテ(2)へ続く-
http://www.im-sendai.jp/archives/2005/01/2200310_5.html







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投稿者 im-sendai : 2005年01月29日 23:51
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