付加価値、あらたな収入源 南北線の赤字解消策はあるか?3
付加価値、あらたな収入源 南北線の赤字解消策はあるか?3
[投稿者:佐藤研一朗]
付加価値、あらたな収入源
200円均一の料金システムの話が、どんどん長くなってしまって、なかなか前にすすまない。軽く付加価値と新たな収入源についてふれ、とっとと東西線の話にすすめたい。
(2)地下鉄、バスの付加価値をあげる
新料金システムで、交通機関の基本価値は上がった。
では、ここにどんな価値を付加できるだろうか。これはちょっとした工夫で、低予算でやれることがおおい。
とりあえず考えついた物をあげてみよう。
こども無料、金曜日は夜3時まで運行、駐輪場の統一化、自転車持ち込み、パークアンドライド促進、仙石線と地下鉄の乗り入れ、地下鉄に音楽とアート増やす、天然ガス+ノンステップバスの導入促進。バスのデザインの変更、バス停でチケットの自販機を。
こども無料
まず、子供の料金の無料にしてしまう。現在、小学生までは料金が半額だが、これを無料にしてしまう。乗車客の何パーセントが子供料金で乗っているか、データがないのではっきりしない。ただ定期券で通っている子供が定期客の0.3%、バスで3%となっている。どちらにしても、たいした数ではないので、これを無料とする。少子化がどんどん進んでいる仙台市では、悪い金の使い方ではない。それに子供が無料になれば、親が子供つれてでかけるのだ。こどもの頃から、公共交通機関にのって育った子供たちは、大人になっても乗りつづけるだろう。
つぎ、金曜日は地下鉄を夜3時まで運行。
週末、深夜、勾当台公園の前を歩くと、タクシーがものすごい数客待ちをしている。規制緩和になって、タクシーの数が増えすぎたのが一つの原因だ。しかし、不景気で国分町に週末のみにいくひと自体が減っているのではないか。それに、タクシー代の5000円とか、8000円とかを、ぽんと払える人は、もう、そんなにいない。
現在は、地下鉄の最終便は12時くらいだから、国分町で飲んだら、タクシーを使わなくては、かえれない。これでは誰も、遊びにいかない。しかし地下鉄が3時まで走っていれば、自宅の、最寄りの駅まで地下鉄でいって、あとはタクシーでという方法が使える。この場合は、タクシー代が半分はうくだろう。これなら、ちょっと国分町でも行ってみるかという気になるだろう。タクシー会社としても、単価がさがっても、利用者が増えるので、文句はでないだろうとおもう。
駐輪場共通券と、地下鉄車内への自転車持ち込み
読者から、「候補者に、自転車について質問をしてください。」と、お願いされていたのだが、地下鉄問題の質問を割いてしまったので、聞けなかった。すこし、ここで自転車についても考えてみたい。
仙台市の統計によれば、仙台市の通勤者53万人のうち、15.8%にあたる8万5千人が、自転車を通勤に使っている。(自転車のみと、自転車で鉄道の駅まで)
そう考えると、自転車が交通にもつ意味は大きい。空気も汚さないし、健康にもいいだろう。
まず、最初に提案したいのは、地下鉄のとなりに整備されている駐輪場の、定期チケットを買うと、どこの駐輪場にでもとめられるようにすること。
いまは、たしか、指定された駐輪場にしかおけない。駐輪場をもっと増やすことも必要だろう。
次に、自転車の地下鉄車内への持ち込みだ。これによって、駅からバスでも、歩いても遠いというところに、問題なくいけるようになる。バスとの乗り換えも必要がない。車内至る所に、自転車を持ち込まれるとじゃまなので、一番こまない車両の座席をはずし、そこを自転車の持ち込みようとする。あまり数がふれても困るので、1ヶ月指定で1000円とかで、制限人数を決めて限られた人だけが持ち込めるようにする。この人たちは通勤で使うので、決まった数が見込める。一回券の人には、混雑時以外の時間帯を100円増しくらいで開放する。週末はいつでも持ち込めるようにする。週末は、家族で泉中央を自転車で、回ってみようかという気持ちにさせるのが大切だ。
参考資料:仙台市の昼間人口−平成12年国勢調査 従業地・通学地集計その1結果−
http://www.city.sendai.jp/kikaku/seisaku/toukei/toukeijihou/special_edition/218/218-5.html#11%97%98%97p%8C%F0%92%CA%8E%E8%92i
パークアンドライドの促進
これはいま仙台市がすすめている。パークアンドライド専用の駐車場をつくることも必要だろう。ただ、あまりやりすぎると地下鉄駅周辺が渋滞することになるので、そのあたりの、数の制限も視野にいれる必要がある。
仙石線と地下鉄の乗り入れを
これはだれもがいっていることだ。仙石線と地下鉄の乗り入れは、宮城野に楽天イーグルスがきたいま、地下鉄東西線よりも先にやるべきことだ。これは仙台市が、金を払ってでも、やっておかなくてはいけない大切な事業だ。これをやることによって、中野栄に住んでいる人が、泉の仙台スタジアムにベガルタの試合を見に行くとき、富沢の住民がイーグルスの試合を見に行くとき、すばらしい威力を発揮する。これをつないでおくことによって、利便性が格段に上がることは間違いない。仙石線を利用する心理的抵抗がなくなる。線路の軌間、電車の電流の種類が同じなのに、どうしてこれができないのだろうか。
地下鉄構内での音楽、アート
仙台の地下鉄の一番わるいところは、殺風景なところだ。薄暗いし、飾りも、音楽もないので、とても冷たい感じがして、暖かみ、親しみを感じない。ニューヨークの地下鉄はきたないけど、音楽家やパフォーマーがいたり、アートがおいてあったりと、飽きることがない。だから仙台でも地下鉄でミュージシャンに弾き語りをやってもらう。いろんなジャンルがあって言いと思う。うるさいと、文句を言う人もいるかもしれないが、たかだか、5分間の待ち時間だ。
それとアートをもっと、通路に設置するべきだ。地元アーティストに金をはらって、壁画をかいてもらう。三ヶ月に一度くらいで新しくする。ここで大切なのは、演奏者や、アーティストをちゃんと選定するべきだ。それをしないと、レベルが低くなりやる意味がなくなる。
天然ガス+ノンステップバスの導入促進。バスのデザインの変更。
バイクや、自転車に乗っている人はよくわかるだろうが、ディーゼルバスの排気ガスはひどい。バスの排気ガスがどれだけ空気をよごし、市民の健康を害しているだろうか。健康都市とか、福祉都市とか言う前に、こういう物が規制されなくてはない。(ガソリンよりも、燃費がいいのわかる、でもここで言っているのは、人が住むための環境を悪化させているということだ。)
だから、ディーゼルバスから、天然ガス、もしくは電気バスに、どんどん切り替えていくべきだ。
その際は、その新しいバスは、ノンステップバスでもあることが望ましい。音も静かにこしたことはない。そして、ちゃんとしたデザイナーをやとって、バスの外装、内装をデザインしてもらうことだ。
たとえば、「るーぷる仙台」で使っているようなレトロなデザインでもいいし、近未来的なデザインでいいが、見た目の美しさが必要だ。見た目が美しければ、それは街のシンボルになれる。シンボルになれば皆に愛されて、使ってもらえる。今のバスのデザインはいただけない。
バス停にチケットの自販機を設置
最後に、仙台駅や、電力前などの、利用者の多いバス停に、チケットの自動販売機を設置する。新料金システムになれば、200円均一料金なのでチケットが一種類になって、チケットを買うのも簡単だ。ついでに職員をひとり配置して、路線案内をさせる。これによって、わざわざ車内に乗ってから、揺れるバスの中、財布を開いてチケットを買わなくてもいい。
(3)あらたな収入源を開拓する
構内に、売店をふやす。
これは一番簡単にできるのではないか。私が一番地下鉄にのっていやなのが、改札をでてから、出口までの殺風景な通路をあるくことだ。私はここにもっと小さな売店を設けるべきだと思う。たとえば、コーヒーや、紅茶、パン、おにぎり、お弁当などを売る小さな店があれば、ずいぶんにぎやかな感じになる。
毎日まとまった数のお客が通るのだから、商売も成り立つと思う。ちょっと休憩して椅子に座り、コーヒーを飲むところがあってもよい。このブースを小物などをうる店や、たとえば、市民に開放して、フリーマーケットの用につかってもらてもいい。それと駅構内にも、キオスクがあってもいい。JRの駅にもあるのに、地下鉄にないのはおかしい。これをやろうとすると、消防法どうのこうのと、文句をいわれるだろうから、まず局長が担当部署に相談をして熱意をもって説得をすることだ。
広告
新料金システムを導入すれば、乗車人数が増えるので、広告収入もふれるだろう。でも、「広告というのは、景観を売っている」ということに気がつかなくてはならない。よくバスの外装を全て広告にしたバスがあるが、あれは相当、景観を害していると思う。車内の広告はともかく、この手の外装広告はやるべきでないと思う。あれが、沢山けやき並木をはしっているなら、仙台の美しさを売りにすることなんてできない。バスを美しいデザインにして、自分たちのバスにもっと沢山のお客にのってもらったほうがいい。
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