仙台をLRT特区に、あおば通を歩行者と自転車のトランジットモールに
仙台をLRT特区に、あおば通を歩行者と自転車のトランジットモールに
[投稿者:佐藤研一朗]
仙台をLRT特区に、あおば通を歩行者と自転車のトランジットモールに
まず、このLRTを導入するのに必要なのは、構造改革特区制度を使って、仙台をLRT導入実験特区を申請することだ。これによって面倒くさい法律に煩わされることもなく、LRTの性能を十分に発揮できる。そしてあおば通りを日本初のトランジットモールにする。これによって仙台は環境に優しく、人に優しく、最先端をいっている美しい街だということを日本中に宣伝できる。
仙台の財産は、アーケード街と、美しいけやき並木だ。私は日本中をバイクにのって旅をしたのでよくわかるが、日本の都市で美しい町並みをもっているところなど、ほとんどない。渋滞、汚い空気、無機質なビル、けばけばしい看板、これが日本の都市である。かろうじて美しいと言えるのは、大通り公園とアーケード、それと地下街をもっている札幌くらいなものだろう。だから、その中で仙台のけやき並木は、例外的に美しい場所であるとおもう。これは何よりも大切なことだ。
仙台はこの美しさを成熟させ、発展させていく、それを全面にだして仙台を売り込んでいくべきだ。
アーケード街と、けやき並木、この二つがなければ、仙台の中心部はどのくらいさびれていることだろうか。しかし、このアーケード街も、郊外の大型店の攻勢でずいぶん苦戦をしているようだ。先日久しぶりに仙台に帰ったときに、アーケード街を歩いたが、仙台の老舗のようなお店が、東京からきたようなブランド店にかわっているのがずいぶん目についた。皆さんのほうがしっているように駅前の百貨店も苦戦をしているようだ。美しいけやき並木、人が集まる中心街という利点をもってしても、郊外大型店の攻勢に勝てず、じわじわと押し込まれている。
私が思うには、中心部にある商店街が郊外の大型店に勝てるところは、その美しさと快適さ意外にない。仙台中心部の商店は、けやき並木の美しさ、アーケード街の快適さを、発展、成熟させていき、郊外大型店との差別化をはかって、うまく棲み分けていくしかない。
どちらにしても、コストや品揃えでは、かないっこないのだから。たとえば、私は背が低いのに、靴のサイズだけ29センチと大きく、いつも靴を探すのに苦労する。仙台のアーケード街には何十という靴屋さんがあるが、私のサイズにあう靴を売っているところはほとんどない。しかたがないので、靴を買うときは、ある郊外の大型店の、大きい靴コーナーにいくことにしている。安い値段、幅広い品揃え、大きな駐車場、整然とした店内。これが郊外大型店だ。これは構造的な問題なのだから、街の商店街が、ここで争っても勝ち目はない。
あおば通をトランジットモールに
あおば通を完全に公園化してしまうべきだ。札幌の大通り公園をイメージしてほしい。
アスファルトを引っぺがし芝なり、石畳にして、ウッドチップでもいいし、木道でもいい。人が歩きやすく、落ち着きが感じられるものがいい。
そこを最新式の路面電車が音も立てずに低速ではしっていく。線路と線路の間は芝で緑化する。これによって地面に雨がしみこみ、けやきにやさしい。それとバスやクルマが通らないから、排気ガスでけやきが痛むこともない。
仙台駅から、西公園まではだれでもただでのれることにして、駅の区間200メートルくらいと、みじかくして、すきなところですぐに降りられるようにする。ダイエーにいきたければ、そのあたりでおりればいい。大切なのは名掛丁のアーケードを這うようにして、路面電車が走っていると言うことだ。これによって、街中心部を人が歩きはじめ、広瀬通にくらべ寂れ気味の駅前、あおば通、藤崎周辺、そこから南町通りまでのアーケードがまず活性化するだろう。イメージはアーケードで買い物して、あおば通りで一息をつくというかんじだ。けやきを眺めながら昼飯をたべるというかんじ。市民の憩いの場所としては最高だ。
クルマが来なくなったら商売にならないという人もいるだろうが、考えてもみてほしい、人がお金を使うときは、歩いているときでしかない。車にのってたらお金は使えないのだ。歩くのが嫌いな、怠け者のアメリカ人によって、なんとか人が車に乗っていてもお金を使ってくるようにしようと考えられたのが、ドライブスルーという、まったくあほらしいシステムだ。あおば通を車が通り抜けることでは、一銭もなっていないことを理解しないといけない。青葉通りにくるまがきてもおかるのは、駐車場くらいなものだ。人が自由に歩き回ることで商売が栄える。たとえば、アーケード街をクルマが走っていたら、だれも買い物をしないでしょ。
仙台駅から、西公園までが、巨大な公園となる。このインパクトは大きい。いまどき地下鉄を作っても何も珍しいこともない。東京から友達に、仙台ってなにがあるのと聞かれて、そうだねえ、地下鉄二本走っているよといったら、あーあ、田舎ものはいやだねえという目で見られるのは間違いない。そんなもん日本中にあるからだ。それよりも、仙台は駅前にトランジットモールあるよ。といえれば、東京の友達はなにそれと聞いてくるだろう。その時は、そんなのも知らないのといいった顔をして教えてあげよう。
このような、日本のどの都市よりもすすんだ、美しさと快適さを極める街作りをしてこそ、仙台は他の都市、世界の都市との戦いに勝てるのだ。バブル時の計画を、ろくに検討をせずに、過去の失敗をみつることもなく、進めようとしている人間は、時代錯誤だと非難されてもしょうがない。どうか恥をしり、自分の間違った考えを正すべきだ。
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