黒人少年達の戦場、そして私たちの戦場3

2005年10月16日

黒人少年達の戦場、そして私たちの戦場3

[投稿者:佐藤研一朗]

黒人少年達の戦場、そして私たちの戦場1
http://www.im-sendai.jp/archives/2005/10/post_177.html
黒人少年達の戦場、そして私たちの戦場2
http://www.im-sendai.jp/archives/2005/10/2_3.html
よりのつづき


年間の自殺者の変化

年間に18000件の殺人事件が起きる国、これがアメリカである。そしてそれは異常であると思う。これは内外誰もがみとめることなのだ。

翻って日本を見てみよう。殺人事件はいくら増えたと言っても約600件、アメリカの18000件とくらべらたら、日本は安全な安全な国である。酒飲んで酔っぱらって歩いて帰っても、何の問題のない国だ。

でも、日本は年間34000人が自殺する国である。これも異常だ。私たちの国は病んでいるのだ。私たちはこのことをはっきりと認めなくてはならない。よく表をみてほしい。

この十年で、約30万人が自殺したのだ。山形市や、秋田市といった東北の県庁所在地が、一つ消滅したのと同じ規模だ。なんと恐ろしい社会であろう。

日本に生まれたら最後、この内向きで、憂鬱で、今にも自殺をしてしまうような環境と戦わなくてはならない。これが私たちの戦場である。

自殺をした人の約半分は無職者で、1/4は経済的な理由を苦に自殺している。
ここに政治は何かできたのではないのか?

大人気の我々の総理大臣はこのことについてどのように考えているのだろうか?

ーーーーーーーーーーーー
経済の改善努力は必要=自殺者増で首相(7/23 ロイター通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040723-00000314-reu-bus_all

小泉首相は、自殺者数が増加していることについて聞かれ、「どういう事情かわからないが、あまり悲観的に思わないで、がんばっていただきたい。理由はなかなかわからない。厳しい状況だと思うが、できるだけ少なくなるような対応が必要だ。これだという特効薬がないので困っている」と述べた。
ーーーーーーーーーーーー

なんという人間だろうか。これが一国の首相の発言なんだろうか。国民の生命を守るのが国の役目ではないのか?「重大なことだと受けとめている。もてる人材を持って状況を解明し、全力をもって解決していく。」くらい言えなかったのだろうか。

まあ、経済的な理由に自殺した人たちは、彼がやってきた痛みを伴う構造改革の、痛みに耐えられず死んでしまったのだろう。小泉首相してみれば、どういう事情かわからないと、思っていたいのだろう。きっと自分がやっているような歴史的な改革にはもちろん犠牲者が必要だと考えているに違いない。

ブッシュが海外で戦争をやって、ゲットーなんかかまいはしないのと、小泉が彼がやった改革のために死んだような人々をかまいをしないのはほとんど一緒だ。

あほな日本の一般庶民は、自分が一番ひどい目を合わされているのに、こんな男をヒーローのように持ち上げている。この人達はマゾなんだろうか?

首相がこの調子なのだから、政府が本気になってこの問題を解決しようとするわけがないのだ。リストラされて、鬱になってしまうような負け組は死んでしまった方がいいと、言っているのも同じだろう。

今でも、ここをのぞきに来てくれている、ネット右翼の皆さんよ。どうか、こいう我々の現状に対して、声を大にして抗議してほしい。拉致の問題を抗議するのは大切だけれど、でも日本の中のことが一番最初であるべき事なのだ。日本国民が、何万人も毎年、国家システムに押しつぶされて、もしくは国家サービスの欠落によって、殺されているのだよ。そして、これこそは私たちが実際に解決できる問題だ。

ここが我々の戦場だ。ずいぶん前に、私の後輩は、理由もなく自殺を試みたし、もう20後半になろうとしている他の後輩は、働くこともできず、学校に行かず、何かにおびえるように、何年も家に引きこもったままだ。日本にうまれたら最後、私たちはこのような現実を向き合って行かなくてはならない。

自分だって、下手をしたら危なかったとおもう。危ないところから、逃げ出すことができて、ラッキーだったと思う。高校を卒業をして逃げ出すように旅にでれて、今でもよかったと思っている。やりたいことだけをやって生きていくと、高校を出たときに決めた。だから最初から人並みの生活とか、そいうことは考えないことにしている。自分はやりたいことがたくさんあって、当分死にたいとは思わないだろう。

いつか、目標もやりたいこともわからず、暮らしていた時に、決めた一番最初の目標は、死なないこと。今だって苦しいときは、失敗したときは、この目標を思い出す。今日も生きていられてよかったと思うことにしている。


どうか、危ないと思ったら、逃げ出してほしい、責任なんて感じないで、その危ないところから逃げ出して、どうか、生き延びてほしい。

どうか、私のしる全ての人々よ。大げさだなんて言わないで、真剣に考えてほしい。どうか、あなたのもつ友達を大切にして、家族を大切にして、助け合って、慰め合って、励まし合って生き延びてほしい。そして自分たちが安全に暮らせる環境を作ってそこに立てこもって、この嵐をやり過ごしてほしい。


夜のそこで蹴飛ばされて、なんとか持ちこたえている。
ぼくはここに立っているよ。汚れた顔をしているけど。
ナイフをつきつけられても、
げんばくつきつけられても、
すいばくつきつけられても、
くそったれって言ってやる。

ブルーハーツ

参考資料
http://www.t-pec.co.jp/mental/2002-08-4.htm


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投稿者 佐藤研一朗 : 2005年10月16日 00:12
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コメント

佐藤さん、僕もブルーハーツ大好きです(^^;

リンクを張らせて頂いたのですが、僕の方で上手く表示されません(一度覗いてみてください(^^;)
PCおんちなので??です。お力を貸し頂けますか?すみません・・・(^^;

投稿者 H.O : 2005年11月15日 15:39

佐藤さん、お騒がせしました。リンクできました(^^;
ありがとうございます!(^^)

投稿者 H.O : 2005年11月16日 23:36
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