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2006年06月 アーカイブ

2006年06月13日

初夏の風

毎日が風のようにするするとすぎていく。気づけば6月ももう半ば、なかなか、ゆっくり毎日を振り返って、文章を書くきっかけがつかめなかった。今日はちょっと踏ん張って文章を書こう。


<写真はプロフェッサーダビダと>

六月一日にMCCの卒業式に参加してきました。何千人も卒業生がいるので、会場の近所の体育館は、人で一杯だった。まあこうやって、養鶏場のように、どんどんと卒業生が世に送り出されていくんだから、吸収する方の世の中も大変なもんだなあとおもう。

アメリカでは、高卒と大卒の収入の差が、日本よりもずっと開いていて、よく「成功の鍵は教育だ。」いっているんだけど、こうやってどんどん、大卒が増えていったら、いったいどうやって、他人との差をつけていくんだろうか、ふと思ってみたりする。世の中全ての人が大学に行ったって、誰かはトイレ掃除をしなくてはいけないはずだ。


なんてことを考えていたのは、きっと一緒に卒業する親しい友達らしき人が1人もいなくて、つまらなかったからなんだろう。この二年はずっとこんな感じだったなあと、変に感慨に浸ってしまった。どうもロッチェスターでのこの二年間、自分が味わった大変さというのは、きっとこの辺にあるんだろうと思う。思い出してみれば、このさびれたダウンタウンに住んで、家族や、仕事に追われて、自分の事が精一杯で他人にかまっている余裕がない貧乏な学生達に囲まれ、留学のつらさをぼやきあう他の留学生が1人もいないキャンパスに、1人で二年も通っていたのだ。

ニューヨークシティーの友達に送られ、二年前にロッチェスターきた初めての夜のシーンと寂しさたら無かったが、それがその後二年間も続くとは想像もしなかった。地面の割れ目みたいな所に、きっと入り込んでしまったんだろう。やっと、そこからはい上がって、顔を出したら急に友達がどんどんできて、なんか不思議な思いがする。

まあ、そのおかげで、普段留学生がめったに見ることできない素のアメリカをみることができて、外側からは見えないアメリカの影の部分が、どれだけ痛んでいるかよく実感できたのは、自分の人生の大きな財産だと思う。


それを実感できたからこそ、自分で何かをやってみようという気持になれたのだ。だからこそ、なににも気後れすることもなく、堂々とこうやってROMAを進めることができているのだと思う。それはそれで大変だったけど、やはりそれはそれでよかったのだ。

ROMAのメンバー達がわざわざ、卒業式にきてくれて、本当に救われた気がした。人間人生で一番、二番に幸せは、喜びや悲しみを分かち合える友達や家族をもち、その人達と一緒に時間を過ごすことではないだろうか。


卒業式の次の日からは、早速日本食レストランでの、バイトがはじまった。小さなレストランなのだが、ほんとにフレンドリーで、働いていて気持がいい。キッチンは忙しいし、肉体労働で、なまった体にきくのだが、週末にしっかりお金をもらえて、ROMAみたいにただ働きってことが無いのは、なんともうれしい限りだ。

まただれに頼ることもなく、自分で働いて、自立して暮らす生活にもどれて、すかっと心が晴れわたり、喜びがわいてくる。自分で金を稼いで、自分がやりたいROMAのために暮らす。なんていい響きだろう。自分の中でやっと腹が据わった気がする。

先日、日本の親しい友達から電話がかかってきて、まだ、ROMAからは給料がもらえなくて、こうやってバイトをすることになったって、話していたら、「まだ修行をしろってことだよ。」と言われてなんか、納得してしまった。あんまり、何でもトントンと、うまくいきすぎて、いい気にならないようにという、天の忠告なんだろうなあと思う。

バイトで、詰まったトイレのぐちょぐちょ汚れた床を掃除するのは、楽しい訳ではない。でも、自分がやっているROMAに比べたら、本当にこんなのは大変でもなんでもない。掃除して、磨けばきれいになるわけで、簡単でそれだけのことだ。こんな風に思うなんて、自分もROMAでしっかり鍛えられたのかもしれない。

自分はROMAをつかって、この街全体を、この街の人の心を掃除しようとしている。だから、まあ、時々大変な思いをしたり、苦しかったり、疲れるのは、当たり前の事なのかもしれない。汚れた物に対峙しなければ、掃除はできないのだから。

今はもう迷いもない。不安もない。自分ができることをできる限りやって、自分がはじめから、最後まで責任を持って作り出した最初の企画を、世の中に送りだすだけだ。なんて楽しいんだろうか。

2006年06月14日

地元TVニュースに取り上げられました。

だいぶ前に取り上げられたTVニュースをやっとアップロードしました。
二月にやった公開プレゼンの様子を取り上げてもらいました。

テレビで見るとなんか納得力があるように思えるのは、私だけですかね。新聞とか、雑誌っていうのは、ある程度想像力がないと、気持が伝わってこないけど、やはりテレビっていうのはストレートですね。ワイドショーがあんなに日本で人気なのも、わからないでも無いですね。
画像の確認
http://www.outdoormuseum.com/press/articles/r-news-feb1606.mp4

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