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2006年11月 アーカイブ

2006年11月03日

アメリカの製造業の終わり  近未来交通機関の現在3

その1誰が電気自動車を殺したのか?
その2談合はアメリカにもある。ただそれはほとんど陰謀

仙台インターネットマガジンの読者の皆様、こんにちは、佐藤研一朗です。今日は近未来交通機関の現在の3回目です。前回はアメリカの自動車会社、石油会社、ブッシュ政権が談合して、電気自動車をつぶしてしまった話をしました。今回はどうしてGMが自分たちで作った電気自動車を殺したのかを考えていきます。

<前回からの引用>
1920年代のころの話だ、自動車が非常に人気になりGMはどんどん力をつけ、ますます事業を拡大していこうとしていた。GMは商売のじゃまになる路面電車の会社を片っ端から買収して、つぶしていったのだ。車のじゃまになる線路をはがし、架線を取り外し、路面電車をスクラップにしていった。そして路面電車はバスに置き換えられた。こうして公共交通機関が不便になり、ますます自動車が普及していった。
<略>
これと同じ事を今回も石油会社と組んでGMはまたやったのだ。しかしまだ謎は残る、今回殺したのは、自動車会社の敵だった路面電車でなく、自分自身で作り上げた電気自動車だった。どうしてGMはそんなことをしたんだろうか?
<引用終了>

疑問は、商売敵をつぶすのではなくて、自分自身が開発した技術をつぶして、GMはなにか得したのか? 電気自動車が普及するとなにか損をするのか?ということだ。

ポイントは、電気自動車の非常にシンプルな構造で、今ガソリン車で使っている60%くらいの部品が不必要になることだ。エンジンがないので、エンジンに燃料を送るインジェクション、エンジンの動力を伝えるトランスミッション、ガソリンタンク、排気パイプなどかいらない。バッテリーとモーターだけでこれらの部品をすべて置き換えてしまうのだ。

その上、電気自動車は減速をするときモーターを使い、受電するので、ブレーキパットの減りもすくなくてすむ。消耗品である、エンジンオイル、エアフィルター、プラグもいらなくなる。つまり、メンテナンスにお金がかからず、消費者にとっては経済的なのだ。

しかし、電気自動車が爆発的に普及すると、このような部品や消耗品の生産や、車の修理などをしている自動車会社の関連会社、下請け会社がばたばたつぶれる可能性が高い。自動車会社はそれを恐れているのだ。

しかし、将来、そんな危険があったとしても、1000億円もかけて開発した車を、どうしてそんなに簡単にやめてしまえたのか? もとを取ろうとしなかったのは、なぜだ? 実は、この開発費はクリントン政権の特別プロジェクト(Partnership for a New Generation of Vehicles)助成金1250億円から出ていたのだ。だから、GMとしては、EV1の開発をやめても、自分のお金を使っていないので、自分の腹はいたまなかったのだ。

GMは超クリーンなEV1をやめたあと、全く反対の路線へ進んでいく。ハマーという戦車のような大きい車を作っている会社を買収した。そしてSUVを売り出し大変な人気になった。タフでマッチョなアメリカ人の男なら、SUVに乗ろうみたいな感じで売り込んでいたのだ。この歩行者をひいてしまいそうな、むだにでかい車は、もちろん燃費も悪いし、街を走るようには作られていない。しかし車体が大きいので値段が高く、利益率が非常によかったそうだ。

SUV人気でうはうは言っていたのもつかの間、ここ数年の原油高騰により、燃費の悪いSUVは一気に売れなくなっていた。アメリカの都市は郊外化していてだだっ広く、結構な距離を多くの人が車で毎日通勤している。だから、ガソリンの値段が上がると、家計に直撃するのだ。日本のように電車やバスが発達していない上に、公共交通には貧乏人が乗るものだという偏見があるのに、簡単に車通勤をやめるわけにも行かないのだ。

今回はガソリンが二年前の二倍くらいになったので、自然と燃費のいい日本車や韓国車が人気になっていった。とくにハイブリッド車は火がついたように販売台数を伸ばしいている。トヨタのプリウスは順番を待たないと買えないくらいだ。

今回の原油価格高騰で、日本の自動車会社は、環境に優しいというブランドを完全に確立しように見える。もうだれも、日本車が売れすぎて、GMの車が売れないと文句をいうアメリカ人はいない。GMの車が燃費が悪いことをよく知っているからだ。

GMは、EV1をつづけていれば、環境意識が高まる今、環境リーダーとして業界を引っ張っていけたかもしれない。まったくGMが失ったもの大きい。ビックビジネスチャンスだけでなくて、社会的な信用である。環境に責任を持とうとしていないと烙印を押されたのだ。これは致命的である。

短期的な利益だけを考えて、環境問題を気にせず、電気自動車を殺し、燃費のわるいSUVを大量に売り込んだGMは、結局、SUV戦略でずっこけて、業績不振に陥り、今にもつぶれそうな気配だ。日産に買収を打診されるなど、ひどい落ちぶれ模様だ。「GMにとっていいことは、アメリカにとっていいことだ。」といわれていた時代はもうもどってこないだろう。

自分たちで作った技術を自分たちでつぶしまう、親の子殺しみたいなことをやったのだから自業自得である。それにしたって悲しい話だ。自分たちがもっているいい技術も売っていけない、まさに、アメリカの製造業の終わりを象徴しているそんな話である。

参考文書
Who killed the electric car? のプレスキッド
http://www.sonyclassics.com/whokilledtheelectriccar

「スーパー電気自動車」が温暖化を防ぎ、日本経済を救う 船瀬俊介
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/d/02/

Silicon Valley NOW 夏来 潤
http://www.intellisync.co.jp/svnow/svnow20060629.html


その1誰が電気自動車を殺したのか?
その2談合はアメリカにもある。ただそれはほとんど陰謀

その4水素社会・燃料電池の大きな嘘

2006年11月05日

かっ、勘違いしないでよね!占いなんか信じてないんだから!

毎朝、起きるとついつい見てしまうものに「占い」があるのですが、
どうーしてこんなに気になるんでしょう。

正直、ニート(正確には求職活動はしていたのでフリーター)時代には、起きてテレビを見てても「ハン、興味ねえし、今日(も…「も」?)人とも会わないもんねー」とバッサバッサ斬って捨ててたものなのに、何らかの形で人と毎日顔を合わせる状況になると(脱ニート)、やっぱり気にしてしまう。
そして、気にしてしまうが故に、最下位だと言いようもないほどにガッカリする。
まあそこで気にしないとか、気をつけるとか、忘れるとかが普通の忙しい日々を送る人のまっとうな生活であり性格であるんでしょうけど、私は「悪いままはイヤ~~~」と朝からネットにつないで自分に都合の良いことが書いてある占いを探してしまうのです。
病的ですね。というか病気なんじゃないでしょうか。占い病。それか恋。恋わずらい。
で。すごいわがままだとは思うんですが、できれば占いはカウントダウン形式ではなく、「いいこと」と「めんどくさいこと」をある程度ぼかして言ってくれたらものすごーくありがたいなーと思います。そしたら平和に朝からネットをつなげることもなく、余計な情報を見ることもなく(ついついポータルサイトのニュースって見ちゃいません?しかもたいがい芸能ゴシップ関係って見ちゃうんです。ほんと必要ないですよね。朝の忙しい時間帯には)、出勤できるのになあーなどと考えています。
ま、そこまで考えるような人間は朝から占いなんか見ないほうが自分のためだよな。えへへ。

タイトルは、ツンデレを意識してみたんですがあんまりツンデレに対して理解が深くないのでどうにもこうにも微妙です。
ツンデレに詳しい方、いらっしゃったら掲示板にて教えてください。

2006年11月06日

Movabletypeを3.23 から3.33にアップグレード+プラグイン+ネットラジオ局



こんにちは佐藤研一朗です。今日は久しぶりの編集後記です。



ちょっとmovable typeのアップグレードを勢いに任せてやってしまいました。



ほんとは、ネットラジオ局の開局の準備をしていたのですが、ひさびさにMavable Typeのサイトに行ったら、なかなか使えそうなプラグインが沢山あってつい入れてみたんです。でも動かなかったので、何だろうと思ったら、3.3じゃなきゃ動かないって事だったので、つい、勢いに任せてアップグレイドしてしまいました。しょうみ3,4時間でしょうか。MTの部分を差し替えてアップロードするだけ、まああとプラグインとかコンフィグをバックアップから入れ直して、前回はひどい目にあったんですけど、今回は問題もなくうまくアップできました。



あと気が付いたんですが、なんか個人で使う分は何人のユーザーだろうか、何個ブログを設置しようが、無料になったようです。まあ、世の中にはmovable typeなんかよりも、ただで、

ぜんぜん性能がいいコンテンツマネジメントシステムが沢山ありますから当然でしょう。



といって、mvabletypeの悪口をいったところで、いざ移転しようとなると、いろいろとめんどくさいわけです。仙台インターネットマガジンの場合は過去にためにためた500本の連載があります。これを移転して、デザインをやり直して、あーだ、こーだ考えていくと結局めんどくさくなって、行動が進まないのです。



そんなこともあって、movable typeの性能を上げるプラグインは悪くないかも。今日はラジオ局を作るためのプラグインと、それから英文のコメントを禁止する奴(MT BanASCII)と、ワープロソフトのように書き込みができるようになるプラグイン(TinyMCE Plugin for Movable Type)を入れてみました。ちょっと試しです。
Tongue out



 



  1. これは

  2. 結構

  3. 便利かも


お試しあれ!!

2006年11月07日

ポッドキャストってなんだ? 仙台インターネットラジオ局 テスト放送01

この放送は仙台インターネットラジオ局 開局にむけてのテスト放送です。
是非感想をお聞かせください。

iPodをアマゾンで見る

iTunesのダウンロード

アメリカの公共ラジオ局NPRのページ 非常に質が高い番組が多いので英語の勉強にはぴったり。

 PBSここのArthur という子供向けの番組がおもしろい。

2006年11月10日

■五行歌フリーペーパー 「HEIDI-ハイジ-」発行

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突然ですがお知らせです。
わたし螢と、同じみやぎ五行歌会所属の香原ようさんの
二人の歌人によるフリーペーパーを作りました。
一応、若手向けという趣旨です。(でもそこらへんはわりといい加減だったりします;)

更に、ペーパーを仙台市内2カ所に置かせていただく事ができました。

■「せんだいメディアテーク」

■Tnitka cafe・bar(ティッカ・カフェ・バー)  (元・和カフェ C7)

名前は「HEIDI-ハイジ-」でございます。

メディアテークでの置き場所は、1Fの右奥にカフェがあるんですが、
そこの入り口にある黄色いテーブルスペースの上。
「ティッカ」は、1FのチラシやDMが置いてある付近にあります(と思う)
色は、白・水色・ピンクの3色。
お立ち寄りの際は、どうぞお持ち帰りくださいませ。

夏頃にわたしが突然言い出し、それから企画を練って名前を決めて・・と
じりじりやってたら、割と時間かかってしまって今の発行となりました(笑
なかなか予定通りに事は進まないという。

一応、フリーペーパーではありますが、参加希望者が集まれば
若手の歌会としても機能していく予定です。

ペーパーは、2号3号とこれからも発行していきますので、
どうか宜しくお願い致します。

余談ですが、「ティッカ」は、日本家屋をそのままお店にしたという所らしく、
雰囲気がとてもステキです。
2階には、靴を脱いで上がります。
ソファーとクッションが並べてあって、寝っ転がってくつろげちゃう。 ←実際自分がそう。
お料理もとても美味しいし、店員さんもすごく優しい。
パスタオススメ。カクテルなんか種類たくさんありました。
オリジナルの「3days」というのがわたしは好きです。

■5行のたてがみ(螢ブログ)

2006年11月14日

水素社会・燃料電池の大きな嘘 近未来交通機関の現在4

その1誰が電気自動車を殺したのか?
その2談合はアメリカにもある。ただそれはほとんど陰謀
その3アメリカの製造業の終わり

世界中の仙台インターネットマガジン読者の皆様、お元気でしょうか? 佐藤研一朗です。ロチェスターではついに雪がちらつく季節になってきました。今年の冬ごもり用に、先日レコードプレーヤーを買い込みました。この冬は音楽三昧です。さて、今日は近未来交通機関の現在の第4回目です。水素を使って走る燃料電池車が、将来の車の主流になると言われているけれど、どうもこれは大嘘だということを書いていきたいと思います。


ブッシュが好きな燃料電池

Who Killed the Electric Car?を見ていて、わかったことは「将来、燃料電池が車に搭載されることは無い、必要性がほとんどない。」ということです。インフラ整備、効率などの面でどうしてもバッテリーをつんだ電気自動車にかなわないからです。

燃料電池は、水素から電気を発電するシステムです。電池と言うより、水素発電機と考えるとわかりやすいかもしれません。水素から電気を起こすときに出るのは水だけなので、非常に環境によいとされています。多くの自動車会社が燃料電池を積んだ燃料電池車を開発中で、電気自動車のEV1をつぶしたGMは、将来、燃料電池車が車のスタンダードになると息巻いています。

ブッシュ政権はこの燃料電池を非常に気に入っているようで、ブッシュ大統領は2003年1月28日一般教書の演説で、12億ドルの研究費を計上し、アメリカがクリーンな水素燃料自動車の開発で世界をリードすると宣言している。(1)そんなこともあって、日本でも官民あげて燃料電池の研究開発に明け暮れている。けれど、よく見ていくと、普及にはどうにもならないような大きな問題がある。


インフラ整備?

まず、一番大きい問題は、水素をその辺のガソリンスタンドで車に充填できるようにするためのインフラ整備に、莫大なお金がかかることだ。現在ガソリンスタンドで済んでいるのに、ろくに走っていない燃料電池車のために、巨額なお金がかかるインフラ整備を、石油会社がするだろうか? 水素を充填できるスタンドがなければ燃料電池車は、ただの箱である。水素はそのままの形で自然界に存在しない。だから、結局、水素を生成するのに石油や天然ガスから水素を生成する必要がある。水素は資源(Energy Source)ではない、ただのエネルギー運ぶための媒体(Energy transport medium)でしかない。これは繰り返し指摘されるべき重要なポイントだ。

水素を生成するときの効率の問題もあし、この手の施設を作るのにもお金がかかる。それとスタンドにいって燃料を補給するというパラダイムは変わらないので、石油会社にとって非常に都合がいい。自然エネルギーを使って、水を電気分解して水素を作るという話もあるが、その自然エネルギーで発電して、電気を電線で送ってしまった方が、よっぽど効率がいい。

それと、水素は非常に不安定な物質だ。この危険物を高速で移動する車に搭載するのに向いているかは疑問だ。ガソリンよりも危険であるのは間違いない。だいぶ、開発が進んだといっても、現在燃料電池車は一台1億円くらいするのだ。とてもでは無いが、実用に近いという段階ではない。500万円だった電気自動車が売れなかったのに、水素を充填するスタンドもないまま、1億円の燃料電池車を普及させるというのは、ほとんど夢だろう。

燃料電池車は、一種の電気自動車で、燃料電池をつかって発電して、バッテリーを充電して、モーターを回す仕組みだ。つまり簡単にいうと燃料電池車は、バッテリー電気自動車に、水素タンクと燃料電池を、余計に積んだ乗り物だと思ってもらうといい。たかがバッテリーを受電するために、9500万円する余計な機材を積んだり、水素のインフラ整備に何兆円もかけるなら、コンセントから充電できるバッテリー電気自動車のほうが、断然にいい。


だいたい、電気自動車のためのインフラ整備はほとんどいらない。家庭の駐車場に延長コードを引けば、明日からでも電気自動車を動かすことができる。電気は、すでにどこまでも来ているので、充電スタンドをつるのは簡単である。これをスーパー、コンビニ、レストランなどの駐車場に設置すれば、用事を済ます間に充電できるので、ガソリンスタンドよりも便利になるだろう。インフラ整備の観点から言って、燃料電池車がもっている利点はほとんど無いといっていい。


エネルギー効率?

そして決定的なのは、エネルギー効率である。下の図を見てほしいのだが、燃料採掘するところから車の車輪までエネルギー効率を見ると、燃料電池車は電気自動車の約半分の効率しかないのだ。電気自動車が27%、燃料電池車が15%である。ガソリン車の7%の効率には勝つが、はっきり言ってすでに勝負がついている。


(2)地球温暖化解決のための電気自動車より

2006年3月に、経済産業省が中心になって進めている水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)の、成果を発表する「JHFCセミナー」で、「総合効率」の発表が世界で初めて行われた。ここで将来の燃料電池車でも、現在の電気自動車の効率にかなわないということが発表された。 「総合効率」とは、“Well to Wheel”(油井からホイールまで)と呼ばれる指数で、自動車が1kmあたり走行するにあたって消費するエネルギーの効率(いわゆる燃費)と二酸化炭素排出量を、燃料の原料採掘から消費まで一貫して計算したものである。(3)笑えるのは、現在の燃料電池車の効率は、電気自動車どころか、ディーゼルハイブリット車の効率にも劣るのだ。これでもどうにもならない。どう合理的に考えても燃料電池を車に積む必然性は見えてこない。

(3)やめられない、でも先が見えない燃料電池車と水素社会より


白旗を揚げた経済産業省

JHFCセミナー2006を取材した記事「やめられない、でも先が見えない燃料電池車と水素社会http://www.jafmate.co.jp/mate-a/cvnews/report/rep200603fcev.html
をよむと関係者の嘆きが聞こえてくるようだ。完全に白旗を振っている。燃料電池を押していた経済産業省は、これを受けてだろう、どうも方向を転換して、バッテリーの開発に力をいれ、電気自動車を推し進めていくことになったようである。(5)非常にただしい方向転換だと言えるだろう。

<FujiSankei Business i. 2006/9/4 引用開始>

経産省、電池改良で電気自動車普及へ

 経済産業省はこのほど、電気自動車(EV)の普及に向け動力源となる自動車用電池の研究開発を産学官連携で開始する方針を明らかにした。

 2007年度から5年間でリチウムイオン電池の低コスト、高性能化を実現。燃費などを含めたトータルコストを従来のガソリン自動車と同等レベルにすることを目指す。

 EVはガソリンの消費量や排ガスの抑制につながるため、次世代自動車として注目を集めている。しかし、電池部分のコストが高く、普及に向けた大きな課題となっている。

 研究開発は、独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)を中心に推進する。

 このため07年度予算の概算要求に50億円を盛り込んだ。今後、大学や自動車メーカー、電池メーカー、電力会社などと連携して取り組む。

 ガソリン車並みの性能とコスト実現に向け、目標を3段階に分けて設定。10年をめどに電池コストを半分に下げることで、既に市場に投入されている1回の充電で80キロ程度走行できるEVの普及を実現させる。

 15年には電池性能を1・5倍、コストを7分の1に削減して、軽自動車の代替となる1回の充電で150キロ程度走行できるEVを開発する。

 さらに、30年には電池性能を7倍、コストを40分の1にして、本格的なガソリン自動車の代替車開発を目指す。これと併せて、電池の安全性整備や、充電スタンドを普及させるための体制づくりなどにも着手する方針だ。
<引用終了>
(4)


目くらまし

そうすると燃料電池を車に積もうというのは、結局、石油会社、自動車会社による目くらましだったのではないか? 考えてもほしい電気自動車は石油会社の天敵だ。何たって石油を必要としないのだから、これが普及したら商売は成り立たない。つまり、石油会社としては、電気自動車ではなくて、水素を使う燃料電池車がはやってほしいのだ。燃料電池車がもし遠い将来普及すれば、今までのように水素をスタンドで販売することができ、ビジネスを続けることができる。それに、当分燃料電池車が普及することはないので、需要がないと言ってインフラ整備をする必要が当分ない。

自動車会社としては(とくにGMは)燃料電池車を開発していますよと言って、環境問題に取り組んでいるようなポーズができる。だけど、当分は実用になることはないので、その間、今までのように普通のガソリン車を売り続けることができる。

この辺の思惑が一致して、石油産業に近いブッシュ政権とつるんで、決めたのだろう。水素社会を推し進めるといって、研究費をばらまけば、研究者ものせられてしまい、多くの研究者が研究を始め、次の時代は水素・燃料電池だということになる。アメリカが国を挙げて研究しているとなれば、ほかの国々も乗り遅れるなということになる。大衆も疑いもなしにそれを信じる。こうして世界中がだまされたのだ。

燃料電池の技術が自体が悪いわけではない。何度も言うけれど、ただ、車に乗せる技術ではないし、その必然性が無いということだ。効率があがってくれば、燃料電池を家庭において、都市ガスから電気を起こすのは悪いアイディアではないし(6)、大規模発電の効率のあげるための技術としては、将来性はありそうだ。(7)しかし自動車については、いづれにしてもコンセントから電気自動車に充電をするのが、一番シンプルで、効率がいいのだ。

それにしても石油会社にしても、アメリカの自動車会社にしても、なんとか、今のビジネスを現状維持することしか考えていない。燃料電池車のはなしは、かなり陰謀臭い話だが、今回の陰謀は、自分たちのビジネスを拡大するために路面電車を殺したときに比べると、レベルが低い。完全に守りにはいっている。この辺に、時代の移り変わりを感じる。


昭和天皇は「日米戦争は油で始まり油で終つた様なものだ。」と言ったそうだが、まさに、20世紀は石油の時代だった。自動車という便利で世界中で需要があるものが、ガソリンだけでしか動かないから、石油が重要で、これを独占した物が常に、経済、政治の力を握ってきた。世界中が石油に振り回された時代だった。そしてその勝者がアメリカであった。しかし、その時代がもうすぐ終わりを迎える。

電気自動車の普及は、石油の時代の構造を根底から覆す物だ。ここに、ビックビジネスチャンスがあるし、世界の政治システムを変えるだろう。これを政治家だけでなくて、世界中に車をうることで生計を立てている日本国民はよく知っておくべきだ。それが今後の日本の運命を左右すると言って、大げさではないだろう。

電気自動車の普及は、もう一歩前まで来ている。いくら妨害があっても、日々技術は進歩し、後ろには戻らない。これが普及した時に、石油時代が終わりる。我々はいま時代の大きな転換期にいるのだ。なんとも感慨深い。

なんとも興味深いのだが、その石油の時代に息の根を止めるのは、日本に与えられた役目のようなのである。

つづく

参考資料
(1)原子力百科事典
http://sta-atm.jst.go.jp:8080/14040132_1.html

(2)地球温暖化解決のための電気自動車 清水浩
http://www.prime-intl.co.jp/gosat2006/files/Shimizu.pdf

(3)
クリーンビークルニューズ
JHFCセミナー2006レポート やめられない、でも先が見えない燃料電池車と水素社会
http://www.jafmate.co.jp/mate-a/cvnews/report/rep200603fcev.html

(4)
フジサンケイビジネス
経産省、電池改良で電気自動車普及へ
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200609040022a.nwc

(5)経済産業省
次世代自動車用電池の将来に向けた提言
http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g60824b01j.pdf

船瀬俊介
高性能EVの市販競争はすでに始まっている
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/d/05/03.html


(6)東京ガス・ライフエル
http://home.tokyo-gas.co.jp/lifuel/index.html

(7)浜田基彦の走る 曲がる 止まる
燃料電池車危うし、ただし巨大燃料電池が実現すれば
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20060323/100666/

その1誰が電気自動車を殺したのか?
その2談合はアメリカにもある。ただそれはほとんど陰謀
その3アメリカの製造業の終わり

2006年11月24日

Happy Thanks Giving! 佐藤研一朗

今日の話題はアメリカの休日 Thanks Giving Day について。

七面鳥、感謝祭、Thanks Giving Day、インド、インド人、コールセンター、アウトソーシング、

2006年11月29日

■11月歌会とペーパー「HEIDI」のこと。



あなたの指先が
懐かしい
好きだと撫でていた
黒髪は
いまも長いまま

こんにちわ。いつも切羽詰まってギリギリまで何も出てこないで、
締め切りをブッチブチ破っている、みやぎ五行歌会の螢です。
締め切り通りに歌を出したことがありません。
「なに!締め切りってなに!?それ美味しいの?!」と、ひとり逆ギレしたりもします。
螢はそんな生き物です。
まぁね、でも締め切りと交通ルールは守ろうぜ。

はいはい、11月歌会での歌です。光栄なことに、2席いただきました。
ちょっとねぇ、歌会で一番髪が長いのはわたしなので、個人特定できちゃう歌だったのが大失敗。
急いで作るとこうなります。

そんな歌でしたが、恋の歌と見せかけて、そうじゃありません。
亡くなったおばあちゃんの事です。
恋の歌ちっくに作ったのは、わざとです。 わ ざ と で す 。
(なんで2回)

■チラシ「HEIDI」について
ここで告知しました、五行歌チラシの事なんですが、
先日偵察に行ったらば、どうやらメディアテークに置いてある分は無くなってしまったようなので
欲しい方はティッカ(元・C7)へどうぞ!(汗
・・いや・・すいません急いで補充します・・
メディアテークの人の出入りを甘く見ていたようで、部数が足りなかったのねきっと。
ちなみに、2号は来年1月発行予定です。

■みやぎ五行歌会スケジュール
・12/17(日) 13:00~
・2007/01/21(日) 新春歌会 11:00~16:00 仙台国際ホテル内
(会費をいただく事になるので、なるべく事前連絡をした方が良いかと思います)

※場所は「仙台市青葉区中央市民センター」です。
※予定・場所等は予告無く変更になる場合があります。

見学希望の方は、筆記用具をお持ちになり、
飛び入り大歓迎なのでどうぞいらしてくださいませ。



■5行のたてがみ (螢 五行歌ブログ)

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