仙台のシンボルを切り倒す日 ケヤキと地下鉄東西線について
仙台のシンボルを切り倒す日 ケヤキと地下鉄東西線について
[投稿者:佐藤研一朗]
今回は仙台のシンボルであるケヤキが地下鉄東西線のために切り倒されそうだという話
参考サイト
青葉通りのケヤキ並木を守る会
ケヤキの問題を一生懸命いままで、取り上げてきて活動してきた皆さんです。
仙台市の地下鉄東西線なんでもサイト
仙台市の言い訳、いや言い分が聞けます。
仙台インターネットマガジンの東西線特集一覧
地下鉄東西線は建設すべきでない 東西線を考える1
1円も借金をせずに、いまある貯金で交通網の整備を 東西線を考える2
みんなの支持をうけながらLRTを導入する方法 地下鉄東西線の代替案2
仙台をLRT特区に、あおば通を歩行者と自転車のトランジットモールに 地下鉄東西線の代替案3
いつものように
参考資料
<河北新報より引用開始>
青葉通のケヤキ、民間移植10本 27本の伐採決まる
仙台市が進める地下鉄東西線工事に伴う青葉通(青葉区)のケヤキ撤去問題で、「御譜代町まちづくり実行会」(上村甚一会長)などの実行委員会は10日、移植するケヤキを9本と決めた。家電販売店主の親交団体「仙台北ナショナル・パナソニック会」などの1本と合わせ、民間によるケヤキ移植は計10本となった。
実行委は東北大青葉山新キャンパス(青葉区)へのケヤキ移植を目指し、昨年末までに約2000万円の協賛金を集めた。市内の造園業者17社に対し、2工区に分けて移植工事の見積もりを依頼した結果、9本の移植が可能と判断した。
民間による移植本数が確定し、撤去対象のケヤキ44本のうち、市が実施する7本と合わせ17本を移植、残り27本を伐採することが最終的に決まった。
工事は今月末に始まる。市は青葉区の西公園に、「ナショナル・パナソニック会」は宮城野区の海岸公園にそれぞれ移植する。
2008年01月11日金曜日
<河北新報より引用終了>
<産經新聞より引用開始>
【追う '07回顧】仙台のケヤキは残った
2007.12.25 01:52
■広がる移植の輪…息づく「杜の都」の精神
JR仙台駅西口を出ると目に飛び込んでくる仙台市・青葉通のケヤキ街路樹。杜の都のシンボルとなっているが、今年は市営地下鉄東西線工事で影響を受けるケヤキをめぐり移植か伐採かで紆余(うよ)曲折があった。結局、市は市民アンケートで多数意見だった一部移植のほかは伐採することに決めた。市が移植するケヤキ、伐採予定のうち移植希望者に譲渡されるケヤキは、ほかの地に根を下ろし生きていく。一方、伐採する木は有効活用の道で生かされることになった。(石崎慶一)
仙台の夜はこの時期、黄金色に輝く。ケヤキを数十万個の電球で飾る「光のページェント」が大みそかまで続く。
今年のページェントは昨年より点灯区間が短縮され、電球の数も10万個減った。例年、仙台市青葉区の2つの通りで実施するが、仙台駅前から西に延びる青葉通では、地下鉄が通る予定の一部区間で、ケヤキに電飾が施されなかった。地下鉄工事に伴い、1月に撤去作業が始まるためだった。
この区間に並ぶケヤキのうち44本が撤去の対象となる。当初は50本の予定で、市はすべて移植の方針だったが、議会で約1億6130万円の移植経費が論議され、ケヤキについての市民アンケートで「基本的には伐採し、数本を記念に移植する」という声が多かったことなどから方針を転換。7本を近くの公園に移植し、残り37本を伐採。伐採予定の木は移植希望者には譲渡する意向を8月に打ち出した。
これを受け、「1本でも多く移植したい」と地元の町内会、商店街振興組合、東北大が「青葉山新キャンパスにケヤキ移植を進める実行委員会」を10月に設立し、希望者に名乗りを上げた。現在、企業や個人から移植費用の協賛金を募る活動を続けている。
◇
先の戦争で仙台は空襲にあい、焼け野原となった。戦前の緑豊かな仙台を取り戻そうと、昭和25年に青葉通にケヤキが植樹された。
「小学校のころにケヤキが植えられ、木とともに大きくなった。戦後、仙台の復興を見守ってきたケヤキを健やかに生き続けさせたい一心で取り組んでいる」。
実行委の上村甚一会長(66)はこうケヤキへの思いを語る。
地下鉄工事完了後は、ある程度成長したケヤキが植樹される予定だが、長年、いまのケヤキに親しんできた地元住民にとって伐採はしのびなかったという。
「夏は葉が茂って日差しを遮り、冬は葉が落ちて暖かい日差しをもたらすケヤキに地元では感謝している」と上村会長。
1本の移植費用は約 280万円。実行委では10本の移植を目標に活動している。当初は思うように協賛金が集まらなかったが、趣旨が浸透するにつれ、企業や個人からの申し出が増えてきた。今月上旬までに7本分の約1900万円の協賛金が集まっており、引き続き協力を呼びかけていくという。
◇
こうした活動に、もともとはすべて移植の方針だった仙台市の梅原克彦市長は「杜の都・仙台の精神がいまなお息づいていることを頼もしく思う。目標に向けがんばってほしい」とエールを送った。
実行委のほか、仙台市などの電気店の団体から1本の譲渡の申し込みがあり、隣の区の公園広場への移植が決まった。
伐採されるケヤキについて、市は検討会議を設置し、利活用を探っている。先の市民アンケートでは「公共の場で利用」と「売却」が多数意見で拮抗(きっこう)。利用の場合には「ベンチ」が最多、次いで「家具・建具」だった。こうした声を踏まえ、市は「年明けの会議で方向性を検討する」としている。どの方途を選択するにせよ、有効活用してこそケヤキへの感謝と愛情の表現となるだろう。
今月中には移植、伐採本数が確定する見込みで、来月下旬には伐採が先に始まる。
実行委では今月28日まで協賛金を募る。(電)022・227・4851。
◇
≪青葉通のケヤキをめぐる動き≫
1月 仙台市が市営地下鉄東西線工事で影響を受けるヤキ50本を移植すると発表。
2月 仙台市がケヤキ移植経費約1億6130万円を盛り込んだ予算案を市議会に提出。
3月 仙台市議会でケヤキ移植をめぐり議論。「市民の意見を考慮し方針を再検討することを求める」付帯意見を付けて予算案を可決。
4月 仙台市がケヤキの取り扱いについて市民1万人にアンケートを実施すると発表。
6月 仙台市がアンケート結果公表。5割超が伐採容認。
8月 仙台市がケヤキについて新方針を発表。影響を受ける木を44本に変更し、7本を移植、37本を伐採。伐採予定の木は移植希望者に譲渡する。ケヤキ関連予算を4680万円に減額。
10月 2団体が計11本の譲渡を仙台市に申し込み。
<産経新聞より引用終了>
<JanJanより引用開始>
仙台の魂 ケヤキの抹殺が始まった 2007/12/23
写真−1:仙台駅西口バスプールのケヤキ伐採跡
青葉通り薫る葉緑 想い出は帰らず
樹(こ)かげこぼれる灯(ともしび)に ぬれていた君の頬
この青葉城恋歌を口ずさみ、青葉通りの木洩れ日を五感の記憶として持ちながら人生を生きている人々にとって、信じられないことが今の仙台で行われている。
仙台で学び、仙台を訪れ、仙台で暮らす人々が、この仙台をこよなく愛するシンボルは、杜の魂、ケヤキではないだろうか。今、仙台人の魂ともいえる、このケヤキが、同じ仙台人の市長と役人と議員の死刑宣告により、公開処刑ともいえる、大量伐採が始まろうとしている。しかも卑怯にも、裁判無しで、闇から闇にケヤキが抹殺されたとの報告が、地元市民からあったのだ。
早速、仙台市の交通局東西線建設本部に問い合わせたところ、今回伐採した、仙台駅西口バスプールのケヤキは、「指定樹木でないので、躊躇なく事務的に伐採した」との回答を得た。この"格差社会感覚に毒された"言葉を聴いて、怒りの実態調査(報告)をすることにした。
写真−2:かつてのケヤキ並木の前で托鉢する僧
12日(火)の段階では、写真1に示すように、市民からの報告があった6本のケヤキの切り株は5本が既に掘り起こされ、1本の切り株しか残っていなかった。托鉢僧の姿(写真2)は、まるでケヤキの霊を弔っているかのごとく感じられたのは、私の思い入れのせいだろうか。
当地の新聞、テレビなどが市民に正しい地下鉄東西線の情報を伝えないことにより、ケヤキ伐採という選択を余儀なくされていることに怒りを覚える。
仙台市交通局の話では、19日(水)に青葉通りのケヤキ伐採に関する入札が行われ、来年早々には伐採業者を決定し、住民説明を行った後、冬の間の早い時期に伐採するとのことである。一般競争入札だそうだが、過去の実績がある業者が落札する可能性があり、談合の可能性が心配される。移植300万円、伐採100万円の市の費用見積もりが法外なものである(3倍程度高い)ことは、関東の業者に見積もってもらって確認済みだ。公務員の、コスト意識のなさにはあきれ果てる。
写真−3:一番町藤崎前のケヤキ並木(全て伐採)
青葉通りの全てのケヤキが伐採されるわけではなく、20%近くの予定だが、仙台一の繁華街一番町付近(写真3)はほとんど全てが伐採予定だ。この付近では今でもほぼ毎週日曜日の午後に、ケヤキ伐採と地下鉄東西線反対署名運動を続ける泉田氏を中心とした、グループの活動が見られる。
市の計画(青葉通のケヤキに関する新たな方針を決定しました)では、一番町駅と西公園駅の二箇所において37本伐採予定である。
西公園駅(写真4)のケヤキ伐採は中央の列10本だけなのに対して、一番町駅付近はほとんど全て27本伐採予定となっている。穴を掘るだけなら中央だけでいいはずであり、疑問に思ったので、既に工事が始まっている仙台駅東口の工事現場に行ってみた。写真5に示したように、道路中央に高い掘削機械らしいのが立っているだけで、両側の道路を使わなければ、ケヤキの伐採は中央の列だけでよさそうである。本来、西公園駅と同様の伐採しか必要としないのではないかと考えられた。
つまり元々必要最低限のケヤキの伐採本数は、20本程度であり、(1本当たりの移植費用の仙台以外での標準コスト100万円で移植できる)仙台のシンボルであるケヤキを1本も伐採しなくていいという結論になるはずではないか。市職員の怠慢なのか、美しい杜の都を愛する心の荒廃なのか、仙台市民の魂の原点を今一度思い起こしてほしい。
春、桜の咲く時期に、最も多くの仙台市民が集まるお花見スポット、西公園の桜の木も既に伐採されているのをご存知だろうか。夕暮れ時だったが、何十年も仙台市民に親しまれた桜の切り株(写真6)には、根元から新芽が伸びていた。まだ生きたいのだという新芽の叫びが聞こえないだろうか。
写真−4:西公園駅予定地のケヤキ並木(中央の列のみ伐採)
写真−5:仙台駅東口の地下鉄東西線駅工事現場
写真−6:地下鉄工事のために切られた西公園の桜の切り株
(加藤隆)
<JanJanより引用終了>
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