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2011年04月 アーカイブ

2011年04月08日

アメリカの日本の危機への反応を教えてください。副島隆彦先生への返信

副島先生からアメリカの日本の危機への反応はどうなっているかと問い合わせをもらったんで、その返答をしました。原発の問題に関して日本の情報が遅いこと、日本に情報が知らされていないことが、見受けられました。記者クラブと、談合企業と政府のによる情報制限による影響でしょう。東電の計画停電のようなものと同じだと考えればいいと思います。

<ここから副島先生のメール>
2011年4月2日5:59 副島 隆彦

NY ロチェスターの
佐藤研一郎君へ
副島隆彦から
アメリカの 日本の 危機への 反応を教えてください。

<ここまで副島先生のメール>

<ここから佐藤研一朗の返信のメール>
副島先生
ロチェスターの佐藤研一朗です。返事が遅くなりました。

<中略>

地元が仙台なので、この3週間、日本のメディアをかじりついてみていたと、先に断った上で返事をしています。
一応、同時にCNNを見ていたくらいで、あとはFacebookでアメリカ人の友人経由の米メディアの情報を見ていました。

先生からメールを頂いて、ここ数日ざっとニューヨーク・タイムズの過去の記事に目を通しました。その程度の理解で書きます。

<概要>
全体的な印象として、日本人の天災への対応を賞賛する一方で、原発の人災で日本式の組織の隠蔽体質を批判している。原発の情報は、かなり詳細に取り上げている。日本の情報なのに、海外のメディアのほうが先に出てくる。(6参照)日本に福島と同じ型の原発が何機あるのかも、日本では報道されていない。(3参照)

1.CNN
当初、原発の問題をかなり大きく取り上げていた。最悪な事態、チェルノブイリ原発事故のレベル達する可能性を指摘する専門家もいた。しかし大半の専門家の意見は、軽水炉の福島原発はチェルノブイリの原発と違って格納容器と圧力容器があるから、そこまでひどくならないというものだった。

2.CNN
福島の原発を設計したGEの技術者が、あの原発には最初から欠陥があったのだ、自分は当時、欠陥を認めないGEに抗議して仕事をやめたが誰も取り上げてくれなかったと、証言。

3.CNN
3月19日から米英仏によるリビアへの空爆が始まったあと、日本からのニュースは少なくなる。

それでも原発のニュースは続く。アメリカの原発は大丈夫なのか、という論調にかわる。
CNNが原発の運営会社の責任者を呼んで、災害に準備していた日本でもこの調子なのに、何か起きたら貴方の原発は大丈夫だと言えるのですか、と問い詰める。

それでもGEの担当者を呼びつけてインタビューをしていない。GEは政府からロビイストを沢山雇っていて、多額の補助金を受けているが、税金を一ドルも納めていない。アメリカのコーポティストの典型か。John
Stossel-03/25/11-C http://ht.ly/4tRcU

この問題の日本の記事もありました。毎日新聞2011年3月30日
福島第1原発事故 同型の原子炉マーク1、当初から設計に「もろさ」
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110330dde003040003000c.html

アメリカでも福島と同じ型の原発がまだ16機が稼動している。(ニューヨーク・タイムズの記事)
http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16contain.html?scp=1&sq=GE%20nuclear&st=cse

4.CNN
東電の社宅に押しかけてインタビューをしようとしたり、浜岡原発の近くに行って住民に話を聞いたり、日本のメディアが無視している部分をカバーしている。
しかし、さすがにCNNでも副島先生のように現場にまでは行っていない。現場まで行って直接放射線量を計って来たのは先生くらいか。

5.ニューヨーク・タイムズ
アメリカでも原発見直しが、話し合われている。
ニューヨーク州知事のアンドリュー・コウモ(民主)が、ニューヨーク市から北に50マイルのインディアンポイントの原発を止めるべきだと発言。
http://www.nytimes.com/2011/03/23/nyregion/23indian.html?scp=2&sq=andrew%20cuomo%20nuclear&st=cse

たしかに、どう考えても、緊急事態にニューヨーク市の1000万の住民を避難させることなどできない。

スリーマイル事故のあと、原発反対運動が盛り上がり、ニューヨーク市に近接するロングアイランドにある原発が廃止された前例がある。当時ニューヨーク州知事だった彼の父親のマリオ・コウモも、その原発に反対していた。

6.ニューヨーク・タイムズ
エネルギー長官スティーブン・チュー(ロチェスター大卒業)が、東電の発表の数日前に福島第一原発一号機の燃料棒の70%が損傷していると発表していた。(4月1日)東電の発表は今日4月6日。つまりアメリカ上層部は情報をちゃんと持っている。
http://www.nytimes.com/2011/04/02/world/asia/02japan.html?ref=japan


7.ニューヨーク・タイムズ
東電や原子力安全保安院の隠蔽体質を指摘。地震の一ヶ月前に、予備のディーゼル発電機が津波に弱いとの指摘があったのに関わらず、福島第一原発の一号機の運転許可が10年延期された。
http://www.nytimes.com/2011/03/22/world/asia/22nuclear.html?_r=1&sq=japan%20nuclear%20cracks%20&st=cse&scp=1&pagewanted=print

8.ニューヨーク・タイムズ
米原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission)の3月26日の報告書を紹介している
福島の原発は危機的な状態に次々と見舞われる状態が延々と続いている。
この報告書によれば最臨界をしたというデータはない。新たな水素爆発の可能性は少ない。
使用済み核燃料の一部が1マイルくらい飛散しており、使用済み核燃料のプールの破損が以前に言われていたより酷いと指摘。
格納容器に覆われた炉心よりも、囲いがない使用済み核燃料からの放射能物質の外界への飛散のほうが危険性が高いと警告。
新たな水素爆発を防ぐために、格納容器に窒素を注入することをアドバイスしている。

http://www.nytimes.com/2011/04/06/world/asia/06nuclear.html?_r=1&hp=&pagewanted=print

以上です。


<ここまで佐藤研一朗の返信のメール>

2011年04月12日

未来は決まってはいない

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参考資料
第一号機で再臨界の可能性を指摘
Ustream.tv: ユーザー iwakamiyasumi: 京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く http://ht.ly/4xSap

こちらにはTwitterでのつぶやきを転送します。

kenichirosato4:17pmviaHootSuite

RT @Higemiumiu: RT @Higemiumiu: 私も RT @matsurara: 絶望はきょろきょろすればすぐ見つかるが希望はそうはいかない。見つける努力が必要なのだろう。要するに俺はさぼってるのかもしれない。

kenichirosato 3:14pm via HootSuite

原子力はコストが高くて日本人は高い電気代を払っている。その上危険とは。。。こんなモノを押し付けるコーポティズムは恐ろしい。Ustream.tv: ユーザー iwakamiyasumi: 京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く http://ht.ly/4xSap

kenichirosato 1:34pm via HootSuite

RT @bilderberg54: 最大で1時間1万テラベクレル 国際尺度、最悪の7も - 47NEWS(よんななニュース): http://bit.ly/gKWz6j via @addthis

kenichirosato 11:49am via HootSuite

大口向けの電力の小売は自由化されているが、一般家庭向けはまだない。一般家庭向けの電力の小売が自由化されたら、抗議のため東電を辞める人は結構いるんだろうな。のイーレックス株式会社 - 電力の小売自由化とは http://ht.ly/4xFH4

kenichirosato 11:39am via HootSuite

原発なしでも電力は足りている ‐京都大学原子炉実験所助教、小出裕章さんの勉強会の模様の一部です。 ニコニコ動画(原宿) http://ht.ly/4xETq

kenichirosato 11:21am via HootSuite

直しました。指摘ありがとう。@super_hotcake 東北大の学生による仙台市青葉区の放射線量の観測  http://ht.ly/4xD0c 

会話を表示する
kenichirosato 11:20am via HootSuite

東北大の学生による仙台市青葉区の放射線量の観測  http://ht.ly/4xD0c

kenichirosato 11:16am via HootSuite

グーグルマップを使って日本全国の放射線濃度が見れるサイト Japan Geigermap: At-a-glance http://japan.failedrobot.com/

kenichirosato 11:11am via HootSuite

放射線の濃度をみるのにはこのサイトが一番まとまっている。全国の放射能濃度一覧 http://ht.ly/4xCdk

kenichirosato 11:02am via HootSuite

高校生の方が官邸より役に立つな RT @damippos: 仙台の高校生が避難所を聞き取り調査。不足している物資の情報をネット上の地図に掲載して、物資を効率よく分配できるようシステムを作った 必要物資・支援要求マップ みんなで活用しましょう。http://t.co/m2UptQE

kenichirosato Apr 10, 11:14pm via HootSuite

思うんだけど。記者たちとか、記者会見している現場がどうなっているかを、もっとダダ漏れで写すべき。談合メディアも監視されるべき。 ( #iwakamiyasumi live at http://ustre.am/eOVh)

kenichirosato Apr 10, 10:23pm via HootSuite

RT @yosizou_k: 学問の危機である。そして「学問」が直接、国民の健康を脅かそうとしている。http://bit.ly/h6eegf 武田邦彦(中部大学) - 原発 憲法23条違反が多くの人を危険にする

kenichirosato Apr 10, 10:23pm via HootSuite

RT @bilderberg54: 韓国原発輸出 資金繰り困難 : http://bit.ly/fpeV0p 韓国政府の保証でたとえ自分たちが貸し出ししたお金が取られる憂慮がなかったとしても韓国がUAEに過度に低価格で原子力発電所事業を受注したために十分な収益を期待しにくい。

kenichirosato Apr 10, 10:20pm via HootSuite

RT @bilderberg54: アメリカ(ジャイアン)>スネオ(官僚)>>>>>>のび太(国民)。ドラえもんが居ないF世界。それは今の日本。

kenichirosato Apr 10, 10:06pm via HootSuite

@kotarotamura カトリーナの時のFEMAの対応は最悪だったけどね。。。

会話を表示する
kenichirosato Apr 10, 5:04pm via HootSuite

ほとんどの原子力の専門家が詳しく事態を説明しないのは、テロリストに知られると困るからではなくて、一般人に自分たちがやっていることを知られて突っ込まれたくないからだろうな。iwakamiyasumi: 京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞 http://ht.ly/4x8cy

kamitori Apr 09, 1:39am via Tween

RT @h_hirano: 東電は東大に多くの寄付講座を出しており、総額は6億円を超える。寄付講座は、どうしても寄付者の意図を組んだ研究内容が多くならざるをえない。寄付がなければ研究できないので、どうしても寄付者の意向にシフトする。東電と東大はズブズブの関係。日刊ゲンダイ

Retweeted by kenichirosato
kenichirosato Apr 09, 1:46am via HootSuite

アメリカでも福島と同じ型の原発がまだ16機が稼動している。(ニューヨーク・タイムズの記事)日本では何機動いているの? http://ht.ly/4wAx0

kenichirosato Apr 09, 1:45am via HootSuite

ニューヨーク・タイムズ3/22記事アメリカでも原発見直しが、話し合われている。ニューヨーク州知事のアンドリュー・コウモ(民主)が、ニューヨーク市から北に50マイルのインディアンポイントの原発を止めるべきだと発言。副島隆彦先生への返信 http://ht.ly/4wAww

kenichirosato Apr 09, 1:44am via HootSuite

NYT4/2記事:エネルギー長官スティーブン・チューが、東電の発表の数日前に福島第一原発一号機の燃料棒の70%が損傷していると発表していた。(4月1日)東電の発表は今日4月6日。アメリカ上層部は情報をちゃんと持っている。副島隆彦先生への返信 http://ht.ly/4wAvV

kenichirosato Apr 09, 1:42am via HootSuite

ニューヨーク・タイムズ3月22日東電や原子力安全保安院の隠蔽体質を指摘。地震の一ヶ月前に、予備のディーゼル発電機が津波に弱いとの指摘があったのに関わらず、福島第一原発の一号機の運転許可が10年延期された。副島隆彦先生への返信 http://ht.ly/4wAvj

kenichirosato Apr 09, 1:41am via HootSuite

NYTより米原子力規制委員会最臨界をしたというデータはない。新たな水素爆発の可能性は少ない。使用済み核燃料の一部が1マイルくらい飛散。格納容器に覆われた炉心よりも、囲いがない使用済み核燃料のほうが危険。副島隆彦先生への返信 http://ht.ly/4wAul

kenichirosato Apr 09, 12:14am via HootSuite

RT @sakigake: 米西部、原発内で水素が発火 作業員ら一時避難 http://bit.ly/f928Q0

kenichirosato Apr 09, 12:13am via HootSuite

ラジオを作ろう。文章を書こう。翻訳をしよう。体を動かそう。金を稼ごう。前に進もう。

kenichirosato Apr 08, 11:48pm via HootSuite

福島の原発の事故は、日本で最悪の公害事件だと思う。

kenichirosato Apr 07, 11:05pm via HootSuite

チェルノブイリではメルトダウンしている炉の下にトンネルをほって液体窒素を投入し温度を下げた。すげえー。The Battle of Chernobyl (HQ) 1hr 32min 1 clip http://ht.ly/4vJG2

kenichirosato Apr 07, 10:40pm via HootSuite

まだ途中までしか見てないけどこのチェルノブイリ事故のドキュメンタリーはレベル高い。ゴルバチョフ書記長も登場 The Battle of Chernobyl http://ht.ly/4vJ0p

2011年04月16日

原発、どうなったら安心出来るのか

原発の事態がどうなれば、我々が何を知れば安心出来るのかを話してみました。

 ・ 福島原発事故の規模はチェルノブイリの10分の1か、1分の1000か。
 ・ 放射性物質の拡散は収束に向かっているか
 ・ 最悪な事態は起こらないのか
 ・ 今後どう放射性物質の拡散が終了するのか
 ・ 現在の撒き散らされた放射線はどれだけ健康に被害を与えるのか
 ・ 撒き散らされた放射性物質の除去は可能か


以下の所間違っていたので 訂正しました。
<間違い>チェルノブイリの100万分の1
<訂正>チェルノブイリの10万分の1
佐藤研一朗
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<<この文章は副島学問道場に投稿した内容です>>
副島隆彦学問道場
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/

副島先生の報告文12の感想と分析 その1

アメリカ、ニューヨーク州ロチェスター市のの佐藤研一朗です。今日は4月15日です。

自分は、今回の東日本大震災がおきてから、今回の原発の問題を、余震や放射能の恐怖もないアメリカから観察していました。事態をある程度冷静に受け止めている立場から、副島先生の報告文12まで読んだ感想と分析を書きます。

まず、副島先生と学問道場の研究員の仲間の体を張った原発事故の報告を賞賛したいです。いち早く現地に入って放射線のレベルを測って来たことは凄い活躍だと思います。現地でも直ちに健康に被害が出るレベルではないと分かったことで、後に続いてジャーナリストや専門家が現地に入りやすくなった。これは大切な事です。潜入リポートの動画を海外のメディアにも送るべきだと思います。


先生のボヤキの報告文12には一定の説得力があったと思います。自分もかなり説得されました(まだ完全にでは無いですが)。

報告文12を読んで、少なくとも原発から遠い東京などから避難した人は、もう戻っても大丈夫だと思ったはずです。たしかに東京などの放射線レベルはすでに平常値です。(各地の放射線レベル一覧をご覧ください。 http://atmc.jp/

ただ、原発近くの避難地域から避難した人や、漠然と福島原発の今後に不安を持っている人は、まだ安心していないでしょう。

この原発事故は個人の生命に関わってくる問題なので、防衛本能が働いて、みんなが慎重になるのは仕方が無いことだと思います。しかし原発の問題を頭の中で整理できないと、日本全国復興モードにならないというのは、そうだと思います。

あまり感情的にならず、十分な根拠を示し、精密に議論をすれば、もっと説得力が上がり、現場まで行ってきた先生の言う事に、もっと多くの人々が耳を傾けるはずです。我々が頑張って何とか復興への道筋を描いていかなくてはいけません。


<ボヤキに掲載された報告文11までで示されている情報>

では、報告文11までに先生が提示した情報が、客観的にどんな意味があったのか考えてみましょう。
副島先生が福島第一原発の正門まで近寄って放射線レベルを測定したことで、つぎのことが分かりました。

1.政府が出している放射線のレベルが捏造でないこと。

2.福島第一原発の前ですら、直ちに健康に被害が出るほどの放射線のレベルではない。

3.原発の周辺地域でも、同様である。

4.避難している周辺住民(中年以上の男性)が一時帰宅して、必要な物を取りに帰るのは妥当である。

5.原発周辺の土壌汚染はかなり酷い。

報告書11までを読んで、原発周辺でこの程度の放射線レベルならば、原発から離れた東京などから避難した人は子どもを連れて帰ってもいいだろうと考えた人は多かったと思います。しかし原発周辺から避難した人が、子供を連れて帰っても安全だという根拠は現場の放射線レベルのほかは示されていなかった。


<ボヤキの報告文12で加えられた新たな情報>
次に報告文12で、新たにわかった情報を考えてみます。

1.副島先生の落ち着いた感じの動画のおかげで、先生が冷静に現場に行って状況をみてきたことが分かる(情報混乱状態の中、落ち着いた言葉使いや、文章の書き方が説得力を持つ。)

2.ICRP(国際放射線防護委員会)が出している数字(緊急時は20ミリシーベルトから100ミリシーベルト/年までOK、長期的には1ミリシーベルトを目指すべき)は非常に説得力があった。安心して避難地域にも帰ってもいいという、一つの判断基準を示した。

3.各地の放射線の推移のグラフが、(少なくとも現状では)事故が収束の方向に向かっていることをハッキリと示している。

4.各専門家や、政府や保安院の政治的立ち位置

5.避難地域の人々の大変な様子

報告書12で副島先生が、ICRP(国際放射線防護委員会)が出している放射線レベルの基準(緊急時は20ミリシーベルトから100ミリシーベルト/年までOK、長期的には1ミリシーベルト/年を目指すべき)と、自分で現地にいって測ってきた放射線レベルを比較して、安全だと言っていることが分かったのはいいことだと思う。このICRPの緊急時の基準値の意味をもう少し詳しく調べる必要があると思いました。

各地の放射線の推移のグラフを見るとやはり3月13日から数日間が一番高かったことが分かる。結果的に、いち早く3月12日に出来る人は自主的に避難するべきだと言った副島先生は正しかった。3月13日から数日間をピークに、各地で放射線レベルがだいぶ下がっている傾向にあることがよく分かった。現状で放射性物質の拡散が悪化していない、改善していることを、グラフが語っている。

次の投稿でこのくらいの情報が分かれば、自分は安心するということ書いていこうと思います。


副島先生の報告文12の感想と分析 その2

次に、これが示されれば原発の事故はもうダイジョブだと私が思える条件を考えていきたい。自分だけでなく、世界の人々がとりあえず Fukushimaは大丈夫だなと思ってくる条件を考えてみます。

<原発の事故はもうダイジョブだと思える条件>

1.この原発事故がチェルノブイリと比べ用もないほど小規模の事故だったということがハッキリとすること。

事故の全体像が分からないからみんな安心できない。

しかし、保安院の言う「福島原発事故の規模はチェルノブイリの10分の1」では、大半の人はとても安心出来ない。これでは10年は福島に行かないようにしようと思うはず。

西村肇(にしむらはじめ)東大名誉教授が主張する「事故の規模はチェルノブイリの10万分の1。この規模で100日続いても1000分の1だ。」というのであれば、安心出来る。 (西村肇教授による会見
理論物理計算が示す福島原発事故の真相 http://www.ustream.tv/recorded/13874304

この違いが何処から来るのか、しっかり検証する必要がある。

学問道場の研究員の下條竜夫さんはこの重掲で次のように指摘している。

<引用開始>
原子力安全委員会が汚染の拡散予測では、西村先生がつかった「風下からどれほどの距離で汚染物質の降積量は増えるかを推測できる(プルーム理論)」が入っていないので、飯舘村(いいだてむら)での放射線量を高くするために、どうしても、もと(原発付近)の濃度を高く見積もらなくてはいけない。結果として、高い放出量になったようです。
<引用終了>

ここをやはりハッキリさせなくてはいけない。だれかが西村肇ところに出向いて、この違いはなんですかと聞く必要があります。保安院にも、どのような計算をしたのか突っ込んでもらわなければならない。

国際的に考えても重要だ。チェルノブイリの10分の1のままでは、日本は環境汚染国家の烙印を押されるでしょう。

日本への海外旅行も当分だめでしょう。でも1000分の1なら大丈夫だと感じる人多いだろう。そしてアメリカで予定されている東電訴訟にも影響してきます。

もし西村肇教授が正しいのであれば、どんどん海外に発信して、環境汚染国家の汚名を取り払う必要があります。
せめて西村肇教授が、外国人記者クラブくらいで記者会見をしてもらわなければいけない。


2.原発の事故が収束に向かっていると納得出来ること

これは報告文12で載っていた各地の放射線の推移のグラフが事態が悪化していない事をハッキリと示されていた。グラフは一目で分かるので効果的だった。


3.今後、最悪の事態(格納容器の爆発による広範囲におよぶ高濃度の放射能汚染)が起きない。または、起きる可能性が低いと分かること。

放射線のグラフを見れば事態が収束の方向に進んでいるように見えるが、まだ事態が悪化する可能性があるので安心出来ないと考える人は多いと思います。

1,2,3号機の原子炉の温度が150度~200度と、まだ高いのでまだ安心出来ない。
冷却ポンプが外部電源によって正常に動き、炉内の温度が、5,6号機のレベルに下がれば安心できる。そうなればもう事態は悪化しないと確信できでしょう。

今の段階でも、中部大学の武田邦彦氏も最悪の事態が起きる可能性は5%くらい、ゴールデンウィーク開けには、もう爆発の心配が無いところまでいくだろうと発言しています。
http://g2o.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-9a5a.html


4.今後、どのような工程で、どのくらいの期間で新たな放射性物質の外部への放出が終わるのか見通しがしめされること

事故がどのように終わるのかが、大きく示されていないから安心出来ない。

具体的にどのようなスケジュールで、どのような作業が必要となるのか、だれかが示す必要がある。

竹田氏は上記の動画で、次のように話している。
ゴールデンウィーク開けには、もう爆発の心配が無いところまでいく。
今後4ヶ月くらい減少しながらも放射能漏れはつづく。
15年から20年くらい様子を見て廃炉にする。

このような専門家が語った今後の道筋を集める必要がある。


5.この事故が収束に向かうとして、今の放射能汚染でどれだけの健康被害がでるか、でないかという基準が明らかになること。

避難地域に、子供を連れて帰るためには、ここが明らかになっていなければ安心出来ない。

ICRPの出している数字、緊急時は20ミリシーベルトから100ミリシーベルト/年までOK、長期的には1ミリシーベルトを目指すべきがどういう意味なのか、もう少し解説が必要。

帰った人が、日常的に放射線物質にたいしてどんな対策をとるべきか分からないと不安だろう。

ICRPのサイトで「原発事故のあと長期的に汚染された地域で人々をどう守るか」という報告書が無料でダウンロード出来るようになっていたので、70ページあるが読んでみます。
http://www.icrp.org/publication.asp?id=ICRP%20Publication%20111

原発から遠隔地は、すでに放射線のレベルが平常値に下がっているから、大丈夫だというのは説得力がある。

6.今後、汚染された土地の放射性レベルが下がるのか、環境を改善することができるのかの見通しが示されること

ヨウ素の半減期は8日だから、原子炉からの飛散が減れば、各地の放射線レベルが下がるだろうが、セシウムの半減期は30年。もうセシウムに汚染されたらもう終わりなのかと、地元の人が心配していると思う。

人為的に放射線レベルを下げる手立てがあるのかを知りたいと思っている人は多いはず。
何かできるのであれば、無力感ではなくて、前向きな気持で、村に戻ってこれるはず。未来への希望がないと、人々はその地で元気に生きていけない。特に農家をやっていられる人が多いわけだから、土壌の浄化などを知りたいと思うはず。

武田邦彦氏は、人間の手でクリーンな福島を取り戻すことができると指摘。これがどれほど現実性があるかは別として、少し未来に希望を持てる内容です。
原発と生活 08 「クリーン福島」・大作戦
http://takedanet.com/2011/04/post_074a.html


現在、避難地域から避難されている方が、安心して子供を村に帰って暮らすとなると、自分がもしその立場なら、やはりこのくらいの情報がほしいです。


PS.
宮城は、もう完全に復興モードのようです。原発のことより、目の前の瓦礫を片付け、住環境を元の戻すことにみんな集中しているようです。

佐藤研一朗 拝

2011年04月26日

社会の設計思想

原発事故から見えてくるものは設計思想の甘さ

 ・ Fail Safeでない原発の設計 電気がなければ壊れる
 ・ なぜ東電は巨大なリスクを背負ったのか
 ・ なぜ政府は原発を推進したのか
 ・ コーポティズムという談合経済システム
 ・ 談合経済システムは戦後の復興から始まった

佐藤研一朗
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