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| 第三回 |
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土地という空っぽのいれものに血のようにながれその場所を「町」にする。二十人町は以前に書いたように独特の地形をしている。鈎の字にまげら れた細い道は他国からの城下への進入を困難にするために作られていて、 また普段からもその通りには功績のあった足軽を住まわせ侵入者の監視を行わせていた。 功績があった足軽とはいえ、足軽は足軽であるため貧しかったようでみな内職をして 生計を立てていたといわれている。そのためにその通りにはだんだんその内職製品をうる店が 増えてゆきそのことが商店街の基礎となっていったようである。時代が下って第二次大戦前には 今の榴ヶ岡公園のあたりに陸軍の基地があり、馬具や金物などをうる店が多かったようである。
区画整理で引っ越す人が増え今ではそれも苦しい状態のようである。特有の歴史のために 細く独特の街なみをもつ二十人町、しかし今はその独特さ故に区画整理の対象となっている。 これもまた一続きの歴史であるのかも知れない。この後の二十人町はどんな町になっていくのだろうか。 |
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